グローバルなブランド戦略T
カーデザインの想像T
 
デザイン1 車のデザインは世界中のお客様の感性にマツダのブランド・メッセージを直接的に訴えかけます。外装、内装、パッケージングといったすべてのデザイン要素がマツダのDNAを構成する「Stylish」、「Insightful」、「Spirited」に大きく関係してきます。いかにこれらのDNA要素を視覚的に作り上げ、人々に訴えかけるか。これがマツダにおけるデザインテーマの根幹となります。
外装と内装の美しいコントラストは全く新しいタイプの調和としてマツダの車両が持つ安定かつダイナミックな外観をつくりあげます。    
デザイン2 マツダのデザインスタッフは、車両開発エンジニアと協力して、衝撃的なスタイリング、品質感と安らぎ、静寂の空間と心地よい運転リズムを通じて、マツダの熱い「思い」と「志」をお客様に伝えたいと考えています。

 お客様にマツダに対する「こだわり」を持っていただくためには、マツダの車はどこでもマツダ車と一目で分かる強烈な存在感を持っていなければなりません。この存在感を作り上げるために、マツダはそのデザイン戦略の一環としてファミリー・フェイスと称するものを設定しました。ファミリーフェイスはマツダの「M」をあしらったシンボルマークとファイブ・ポイント・グリルで構成されています。ファイブポイントグリルは、車の持つエネルギーを一点に集中させる効果を持ち、他車と差別化する独自のアイデンティティーを発信します。マツダの究極の目標は、このファミリーフェイスをお客様のマツダの品質に対するご支持と満足の証として育てていくことにあります。シンボルマークは、乗用車ではファイブポイントグリル内に、スポーツ車ではフードの先端に配置されています。今後このファミリー・フェイスをすべてのマツダ車に導入する予定で、マツダの独自性と他車との差別化を大きく図っていきます。

 車両開発において新たなブランド戦略を効果的に具現化していくために、マツダはデザインポリシーとして「コントラスト・イン・ハーモニー」を設定しました。このデザインテーマは、創造性と革新性溢れる生き生きとしたエネルギーを表現するもので、新型ファミリアに一部導入され、プレマシーならびにMPVのデザインにおいて完成の域に達しました。これらはマツダが考える「ベスト・イン・クラス」デザインの成功例と考えています。

 「コントラスト・イン・ハーモニー」の目的は究極的にはさまざまな機能とスタイリングの完全なる調和を目指すことにあります。これを達成するには素材と色彩の組み合わせ、形状と空間設定、機能とデザインなど「優れたデザイン」の基本要素において完全な調和を達成していなくてはなりません。

デザイン3  また外装デザインにおいて、「コントラスト・イン・ハーモニー」は自然界の調和を表現しており、単なる美しさを越え、限りないエネルギーが内在することを直感させる調和を意味しています。これがマツダ車の外装デザインにおける基本コンセプトであり、車に本来内在するエネルギーを、突き上げる力とそれを抑制する力との調和のとれた造形で表現しようというものです。

 内装デザインにおいても、マツダはユニークなアプローチをとっています。お客様が好みに応じてお選びいただけるよう、マツダは内装において「エレガント」、「スポーティー」、「カジュアル」の三つのタイプを用意しています。この内装デザインにおいても「コントラスト・イン・ハーモニー」テーマが息づいており、エネルギッシュで個性的な雰囲気をかもし出しています。マツダは、この他にも暖かい天然素材と合成素材の組み合わせを、色調を含め研究しており、相反するさまざまな要素を調和させる努力を続けています。

 車両の外装及び内装デザインにおいて相反する要素を調和させることにより、全体として堅実ながらダイナミックというこれまでにない雰囲気を生み出します。マツダらしさをより表現していく中に、究極の機能性を実現する。これが、「コントラスト・イン・ハーモニー」の精神であり、マツダ車に受け継がれていく新たなDNAなのです。

商品開発を目指して カーデザインの創造 最先端技術 世界へのアプローチ
お客様の期待を上まわる
商品開発を目指して
新たなカーデザインの
創造に向けて
次世代の生産体制を
支える最先端技術
マツダの世界への
アプローチ