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(ご参考) 2002年2月14日

マツダ(株)、「アテンザ」の第1号車をラインオフ

−防府工場で新型ミッドサイズカー生産開始セレモニーを開催−

 マツダ(株)は本日、防府第2工場(山口県防府市西浦)で新型ミッドサイズカー「アテンザ(海外名:Mazda6)」の生産を開始した。量産第1号車は欧州向けセダンで、国内では初夏に発売を予定している。「アテンザ」は新たに開発したMZRエンジン*1を搭載し、高いダイナミック性能を基本に、スタイリング、パッケージング、品質などの領域で、世界のベンチマークを目指して開発したまったく新しい新型車である。

 アテンザの生産開始に先立ち、午前10時過ぎよりフィールズ社長をはじめ役員4名と社員約800名が出席して工場内でセレモニーを行い新型車の生産開始を祝った。

 フィールズ社長は挨拶の中で「アテンザは、ミレニアムプランの4つの柱のうち、『成長』を支える次世代商品群の第1弾であり、まさにマツダブランドを体現すべく開発した新型車。この度、皆さんの努力により順調に量産が開始されたことを大変うれしく思う。アテンザは確実に私達のターゲット・カスタマーの心をつかみ、そして全世界のユーザーにマツダブランドの楽しさと『Zoom-Zoom』*2な心ときめくドライビングを提供できると確信している」と語った。

アテンザは、マツダの伝統である運動性能と技術革新に対するこだわりを継承・発展させ、ヨーロッパの代表的なミディアムクラスと同等、または上回る卓越した運動性能を実現することを目指して開発した。ボディはセダン、ハッチバック、ワゴンの3タイプで、エンジンは排気量1.8L、2.0L、2.3Lの新型エンジンを搭載する。*3新開発のプラットフォームは、極めて高い剛性の車体と新設計のフロント・リアサスペンションを組み合わせることによって、ダイナミックな性能を望むドライバーを満足させる一方で、長距離ドライブでも快適な乗り心地を実現した。新設計のサスペンションはハイマウント・ダブルウィッシュボーン・フロントサスペンション及びE型マルチリンクリアサスペンションにより、正確で剛性感のあるステアリング操作感を実現している。

アテンザを生産する防府工場(西浦)は、1982年に第1工場を、その後1992年に「ひとにやさしい工場」をコンセプトに第2工場を建設した。現在はファミリア、カペラ、トリビュートなど8車種*4を生産しており、1月25日に累計生産台数500万台を達成した。

*1 マツダがフォードグループの「センター・オブ・エクセレンス」として開発した大型I4エンジン(1.8L、2.0L、2.3L)。MZRエンジンファミリーには大型I4エンジンに加え、マツダが独自に新開発した小型I4エンジン(1.3L、1.5L)とディーゼルエンジンが含まれる。
*2 「Zoom-Zoom」とは、「ブーブー」というクルマの走行音を表す英語の子供言葉で、「子供の頃に感じた動くことへの感動」を象徴したもの。また、これは、マツダブランドを表現するブランドメッセージでもある。
*3 ボディタイプ及びエンジン排気量は仕向地別に異なる。
*4 車種数にはフォードブランド車も含む。
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