マツダ(株)は、軽商用車「スクラムトラック」を大幅商品改良し、本日より全国のマツダオートザム系販売店を通じて発売する。
スクラムトラックはセミキャブタイプの軽トラックで、優れたスペースユーティリティや快適な走り、さらに仕事の効率を考えた機能性や取り回しの容易さなどによって、好評を得ている。
今回の商品改良では、荷台を新設計し床面長の拡大や床面地上高を低くするなど、広く使いやすい荷台とし実用性を向上させた。また、新たにキャビンと分離した荷台を採用しており、補修時の荷台の交換も容易である。
さらに、フロント及びリアウインドーのガラス面積拡大、運転席シートスライド量の拡大、インパネデザイン一新による収納スペースの充実などにより、キャビンの快適性を高めるとともにビジネスでの使い勝手を向上させた。
加えて、4WD車の燃費を向上させており、2WD、4WDともに全車グリーン税制対応*としている。
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スクラムトラック全車は「平成12年基準排出ガス50%低減レベル[優-低排出ガス]」認定を取得している。
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| 1. | 「グリーン税制(平成14排出ガス規制適合の早期取得特例)対象車」で、自動車取得税が平成13年4月1日~平成14年9月30日まで1%、平成14年10月1日~平成15年2月28日まで0.1%軽減される。 |
| 2. | 「グリーン税制(低燃費車特例)対象車(低排出ガス認定車、かつ平成22年度燃費基準達成車)」で、平成15年3月31日まで自動車取得税が9,000円減額される(特装車のWAダンプを除く)。 |
※ 上記優遇税制は同時に適用されません。
月間販売台数は「スクラム」シリーズ全体で800台を予定している。
スクラムトラック「KC」2WD
■スクラムトラックの主な変更点は以下の通り。
1.荷台を拡大し、使い勝手を向上
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荷台の床面長(荷台前面パネルからリアゲートまでの長さ)を拡大し2,030mmとした。 |
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標準仕様の荷台の床面地上高を640mmとし、荷物の積み下ろしの作業性を向上させた。さらに床面地上高が605mmの低床仕様を一部機種に設定している。 |
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キャビンと分離した荷台を新たに採用しており、補修時の荷台の交換も容易である。 |
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みち板引掛け式リアゲートを全車に標準装備した。 |
2.キャビンの快適性、使い勝手を向上
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ステアリング角度やシート位置などを変更し、運転席の快適性に配慮した。また、大型ヘッドレストを標準装備した。 |
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運転席のシートスライド量を90mmに拡大した。 |
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フロントウインドーガラスの下端位置を低くし、前方視界を一層向上させた。またリアウインドーガラスを拡大し、より明るく開放的な室内とした。 |
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インパネに大型グローブボックス、ワイドインパネポケット、インパネアンダーボックス、インパネコインホルダーなどを設定した。 |
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運転席側にペンやカードが収納できるピラーホルダーを設定した。 |
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運転席と助手席の間のコンソール部分に、500mlペットボトルが2本収納できるカップホルダーや、コンソールポケット、フロアトレイ(KUを除く)を設定した。 |
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運転席と助手席のドアにドアポケットを設定し、運転席側には500mlペットボトルが収納できるボトルホルダーを採用した(KU除く)。 |
3.4WD車もグリーン税制に対応
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エンジンは中低速域の出力特性改良によって扱いやすさを高めている。また、4WD車の燃費向上により、2WD、4WDともに全車グリーン税制対応とした。(従来から全車「優-低排出ガス」認定を取得。特装車のWAダンプは平成14排出ガス規制適合の早期取得特例のみ) |
■車両本体希望小売価格は以下の通り。(消費税は含まず/単位:千円)
駆動 |
エンジン |
グレード |
変速機 |
希望小売価格 |
2WD |
DOHC |
KU |
5MT |
555 |
KC |
5MT |
610 |
3AT |
695 |
KCスペシャル |
5MT |
723 |
3AT |
808 |
KC低床 |
5MT |
665 |
4WD |
KC |
2×5MT |
748 |
3AT |
833 |
KCスペシャル |
2×5MT |
871 |
3AT |
956 |
KC農繁 |
2×5MT |
766 |
WAダンプ |
2×5MT |
1,048 |
※ KUを除く全車寒冷地仕様。(KUの寒冷地仕様車は10千円高)
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