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第1551号 1998年12月15日

ロードスター誕生10周年記念車を発売

−日・北米・欧州・豪州の各市場向けに世界統一仕様で限定販売−

  マツダ(株)は、軽量オープンスポーツカー「ロードスター」のデビュー10周年を記念し、世界統一仕様として開発した限定車「10周年記念車」を、来年1月4日から全国のマツダアンフィニ系販売店及び一部のマツダ系販売店を通じて発売する。販売台数は、500台の限定としている。

  また、海外市場では、北米、欧州、豪州の3地域向けに7,000台の限定で、来春から順次販売を開始する予定である。国内向けを含めた全仕向地向けの限定台数は7,500台となる。

 「ロードスター」は、1989年2月のシカゴオートショーでデビューし、同年9月に初代モデルの国内販売を開始して以来、世界各国のオープンスポーツカーを愛するユーザーから幅広い支持を受けた。1998年1月にモデルチェンジしてからも、引き続き好調を維持しており、シリーズとしての累計生産台数は、1998年11月末時点で48万台強に達している。

 「10周年記念車」は、1.8リットルエンジン搭載車をベースに、専用の内外装と装備を採用した。その内容については、次の通り。

外板色に新色イノセントブルーマイカを採用するとともに、アルミホイールを光沢のあるバフ仕上げとし、世界中どこで見ても一目で10周年記念車とわかる、よりスタイリッシュで特徴ある外観とした。
内装色は、黒を基調としながら、外板色とコーディネートしたブルーを組合せたツートーンとした。また、メーター外周へ装着したクロームメッキリングと、センターコンソールパネルのカーボンファイバー調素材により、よりスポーティな雰囲気を醸し出している。
エンジンでは、ピストンなど一部の部品に、重量に注目して厳選したものを組み込んでおり、吹け上がり・伸び・レスポンスの良さを最大限に追求している。
10周年記念シンボルとして、専用イグニッションキーを採用するとともに、フロントフェンダーにはシリアルナンバー(通し番号)を記したオーナメントを装着した。更に、オーナー認定証並びにオリジナルリストウォッチなどを含む10周年記念ギフトセットを成約者に贈呈する。

ロードスター 10周年記念車

■「10周年記念車」の主な商品概要は以下の通り。
<ベース機種>
1800 RS、6速マニュアルトランスミッション、メーカーセットオプション(パワードアロック+BOSEサウンドシステム+FM/AM電子チューナー付CDデッキ)装着車。

<専用装備の内容>
【外観】
・外板色には、彩度の高い、鮮やかな、新色のイノセントブルーマイカを採用した。
・ソフトトップとソフトトップカバーは、外板色と同系統のブルーとした。
・アルミホイールは、バフ仕上げを施し、光沢あるスタイリッシュなものとした。

【内装】

内装色は、黒を基調とし、外板色とコーディネートしたブルーを組合せたツートーンとした。
- シートには、中央部にブルーのスエード調素材、両サイドとヘッドレストに黒い本革を採用した。
- ナルディ社製本革巻ステアリング及びシフトノブもツートーンとした。
- シフトレバーブーツとフロアカーペットにもブルーを使った。
スピードメーター及びタコメーターには、スポーティなクロームメッキのリングを装着した。
センターコンソールパネルにはカーボン調素材を採用した。

【メカニズム】

ピストン、コンロッド、フライホイールなど慣性質量が小さいことが好ましい部品については、重量に注目して厳選することにより、エンジンの伸び、吹けあがり、レスポンス、音質を最大限に高めることができ、運転する楽しさを更に引き出している。

【その他】

本限定車は、国内向けの500台に加え、海外向けにも7,000台を発売する。海外向け販売台数の内訳は、北米: 3,150台、欧州: 3,700台、豪州: 150台。
世界統一仕様として開発しており、各国の規制対応に関する部分以外は、基本的に同一の仕様としている。
運転席側フロントフェンダーには、限定台数7,500台の通し番号を記したオーナメントを装着した。
イグニッションキーは、ブルーの握り部分にマツダのブランドシンボルを埋め込んだ専用仕様とした。
成約者全員に、弊社社長署名入りのオーナー認定証(車台番号及びシリアルナンバーを記入)と、オリジナルギフトセット(オリジナルの「リストウォッチ」、「ミニチュアカー」、「キーホルダー」のセット)を贈呈する。

■車両本体の希望小売り価格は以下の通り。(消費税は含まず)

(単位:千円)
機種エンジン変速機東京・広島・
大阪
札幌仙台名古屋山口福岡
10周年記念車1800
DOHC
6MT2,4832,5482,5052,4902,4932,508

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