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第1681号 2002年2月13日

Mazda6スポーツワゴンと次世代スモールカーコンセプト
「マツダMXスポーツ ラナバウト」をジュネーブショーに出品

 マツダ(株)は、アグレッシブな商品戦略に基づき開発した次世代商品群を、3月5日(火)からスイスで開催されるジュネーブモーターショーで公開する。今回が初出品となる「Mazda6(日本名:アテンザ)スポーツワゴン」と、次世代スモールカーコンセプトモデル「MXスポーツ ラナバウト」の2つの新モデルのほか、昨年の東京モーターショーや今年初めのデトロイトショーで発表したMazda6ハッチバック/セダンやMazda RX-8もあわせて出展する。

 Mazda6スポーツワゴンは、ハッチバック/セダンと同様、そのアスレチックなデザインの中に、広々としたラゲッジスペースを持ち、リアシートのワンタッチ可倒システムを備えている。今回のワゴンのデビューにより、マツダの新型ミッドサイズカーの3ボディラインナップが揃うことになる。 Mazda6は、高いダイナミック性能を基本に、スタイリング、パッケージング、品質などの領域で、世界のベンチマークを目指したマツダの全く新しいミッドサイズカーで、日本ではアテンザの車名で今年初夏の発売を予定している。欧州でも、今夏の発売開始を計画している。

 また、次世代スモールカーコンセプトモデル「MXスポーツ ラナバウト」も初めて出品する。MXスポーツ ラナバウトは、マツダのブランドDNAおよびデザインフィロソフィーをフルに体現した、マツダの次世代スモールカーの姿を示すコンセプトモデルである。Mazda6やマツダの今後の次世代商品同様、マツダのプロダクトフィロソフィーである「際立つデザイン」、「抜群の機能性」、「反応の優れたハンドリングと性能」を具現化させた。
 MXスポーツ ラナバウトは、優れたパッケージングに、「五感を刺激するスタイリングと上質なインテリア」、「トップレベルのハンドリングと乗り心地を両立したダイナミクス性能」を組合せており、スモールカーの新しいスタンダードを提案している。


Mazda6 3ボディラインナップ(欧州仕様)

Mazda6
 Mazda6 スポーツワゴンは先進のシャシー設計により、タイヤハウスの張り出しを最小限に抑えることで、幅広くすっきりしたラゲッジスペースを実現した。また、スポーツワゴンにはハッチバックにも採用しているリアシート可倒システム 「KARAKURIフォールド」機構を備えている。この機構は荷室からのワンタッチ操作で、リアシートバックが倒れ、同時にリアシートクッションが下に沈み込むことで広大でフラットなスペースが出現する画期的なシステムである。Mazda6の欧州導入は今夏を予定、これに加え、欧州市場では今秋、2.0リットル コモンレール直噴ディーゼルエンジン「MZR-CD」、および4WDモデルの投入も予定している。

■ Mazda6 ワゴン 主要諸元
寸法 全長 4,690mm
全幅 1,780mm
全高 1,450mm
ホイールベース 2,675mm
乗車定員 5名
エンジン 種類 MZR 1.8リットル直列4気筒DOHCエンジン
MZR 2.0リットル直列4気筒DOHCエンジン
MZR 2.3リットル直列4気筒DOHCエンジン
MZR-CD 2.0リットル ディーゼルエンジン
トランスミッション 種類 5MT/4EC-AT
サスペンション 懸架方式(前/後) ハイマウント・ダブルウッシュボーン式/ E型マルチリンク式
ブレーキ 主ブレーキ形式(前/後) ベンチレーティッドディスク/ソリッドディスク


次世代スモールカーコンセプト
「Mazda MX Sport Runabout(エムエックス・スポーツ・ラナバウト)」

マツダ MXスポーツ ラナバウト
■ マツダの次世代コンパクトカー

 MXスポーツ ラナバウトはマツダのブランドおよびプロダクトDNAの特長を継承し、ファミリーフェイスである力強いファイブポイントグリルを中心に、フロントからリアエンドまでダイナミックで躍動感溢れるスタイリングを実現。 感性に訴えるマツダらしいデザインの外観は、また優れたパッケージングを想像させる。またショートオーバーハングに加え、大径アルミホイールとタイヤの採用により、安定感を表現している。

■ ライフスタイルと調和する上質なデザインの室内空間
 鮮やかなオレンジ(オレンジヤマブキ)のエクステリアは、MXスポーツ ラナバウトが持つファン・トゥ・ドライブ性能を表現している。インテリアは、クラスを超えた高い品質を実現しており、それぞれのカスタマーのライフスタイルと調和する空間を目指した。インテリアは明るいベージュを基調とし、インパネやドアトリムにダークブラウンを配し、メタル調のオーディオパネルとドアトリムインサートを組合せ、シックで洗練され、かつスポーティなデザインとした。

 マツダのモリ・キャラム デザイン本部長は、MXスポーツ ラナバウトについて次のように語っている。「空間を効率的に利用しながらも、スッキリと心地良い室内空間に仕上げ、形、素材、材質、色にもこだわった。MXスポーツ ラナバウトのインテリアは、乗員にくつろぎ感を与える雰囲気に仕上げることができた。」

■ 優れたパッケージング
 全長3900mm、全幅1720mm、全高1550mmのコンパクトなボディサイズの中に、運転席と助手席の間隔を大きく取るなどゆとりある室内空間と、フレキシブルで使いやすいラゲッジスペースを確保した。張り出しの小さなリアサスタワーなどによりラゲッジスペースは広く、リアシートをダブルフォールドすれば、前輪を外さずにマウンテンバイク2台の収容が可能である。この他、簡単に操作できるリアシートのワンタッチダブルフォールディング機構など、便利なシートアレンジも備えている。

■ クラストップレベルのハンドリングと乗り心地を実現したダイナミクス性能
 MXスポーツ ラナバウトは、高剛性ボディや新開発のサスペンションにより、正確で剛性感のあるハンドリング、高い走行安定性を達成し、マツダの走りのDNAである操る楽しさを継承した。同時に、快適な乗り心地や安心感を与えるブレーキ性能も実現している。 エンジンには高い動力性能と環境性能を両立した新開発の1.5リットルDOHCエンジンを搭載する。

■ マツダMX スポーツ ラナバウト主要諸元
寸法 全長 3,900 mm
全幅 1,720 mm
全高 1,550 mm
ホイールベース 2,500 mm
エンジン 種類 1.5リットルエンジン
タイヤ&ホイール 215/45ZR 17
* ジュネーブ・モーターショー(正式名:Salon International de l'Automobile)は1905年に始まった伝統あるモーターショー。今年の開催期間は、プレスデーが3月5-6日、一般公開が3月7-17日となっている。

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