本文へジャンプ

第1533号 1998年5月20日

デミオ/フェスティバミニワゴンの生産累計が20万台を突破

−コンパクトカーの新ジャンルを開拓−

マツダ・デミオ/フォード・フェスティバミニワゴンの生産累計が18日に20万台を突破した。1996年7月から生産を開始して22カ月で到達し、12カ月目で10万台を超えた後10カ月で10万台を上乗せしたことになる。

マツダ・デミオはコンパクトな「自由形ワゴン」として1996年8月に発売され、コンパクトカー市場の新しいジャンルを開拓した。同車は小型ボディに広い室内空間、多彩なシートアレンジを特徴とし、室内と荷室の広さ、日常での使い勝手の良さ、スタイリングの良さに加えて、さらに市街の一般的な立体駐車場(車高1.55m以下)に入ることが顧客に評価されている。
デミオの販売の内訳は、排気量別では1300cc車が75%、1500cc車が25%となっている。ユーザーの構成比は、性別では女性が47%で男性が53%。年齢別では20才代が29%、30才代が31%、40才代以上が40%となっており、幅広い層からの支持を得ている。98年4月までの累計販売台数はデミオが15万6千台、フェスティバミニワゴンは2万3千台である。

国内のコンパクトカー市場は、デミオ/フェスティバミニワゴンに続いて各社が相次ぎ新型車を導入して活性化している。97年度の国内総需要は対前年△13.9%であったにもかかわらず、排気量1500cc以下のコンパクトカー市場は+10.7%と拡大(注:いずれもマツダ調べ)すると同時に競争も激化している。その中でデミオは発売20カ月目の今年3月に14,520台を登録し、これまでの月販記録を更新するなど、車そのものの良さが認められてロングセラーとなっている。

海外では1996年8月よりオセアニア・アジア地域へ向けて輸出を開始し、現在オーストラリア、香港など8つの国および地域で販売している。これらの国および地域を合わせた1998年4月末までの累計輸出台数は12千台となっている。
また、マツダはデミオを今夏より欧州市場でも販売する予定である。

以 上


close