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(ご参考) 1999年1月6日

北米国際オートショーに、「MPV コンセプト」を出品

−スポーティなエクステリアとユニークな機能をあわせもった多目的乗用車−

  マツダ(株)は、米国デトロイトで1月4日から開催されている北米国際オートショーに、今夏までに同国 での発売を予定している多目的乗用車のコンセプトカー「MPV コンセプト」を出品した。

  「MPV コンセプト」は、収納性や使い勝手の良さといったミニバンがもつ優れた価値を進化させ、 ユニークな機能を備えた多目的乗用車としている。また当社のデザインテーマ「コントラスト イン ハー モニー」を全面的に打ちだし、従来のミニバンとは一線を画したスポーティさとダイナミズムに溢れる スタイリングとした。

MPVMPV

  同車は、2.5㍑V6DOHCエンジンを搭載した7人乗り仕様の5ドア車で、全長 4,820mm、全幅 1,830mm、 全高 1,705mmと、ミニバンとして最適なボディサイズとしている。広い室内空間と十分なラゲッジスペース を確保しただけでなく、ライフシーンにあわせ効率的なスペースアレンジを可能とするシート機構を備えて いる。2人掛けの2列目シートは、歩道側のシートを左右にスライドさせることでベンチシートとキャプテン シートの2種類の使い方ができる。また、両席がそれぞれ前後にスライドする上、脱着も可能である。さら に3人掛けの3列目シートは床下にすっぽりと収納できる機構とするなど、様々なシートバリエーションを 実現した。左右のリアドアは、スライド式を採用して駐車場など狭いスペースでも優れた乗降性や容易な 荷物の積み下ろしを実現するとともに、ウインドーガラスを昇降可能とした。

  外観は、ミニバンにみられがちな鈍重さを払拭しスポーティさを強調した若々しいスタイリングである。 ファイブポイントグリルと丸型4灯ヘッドランプ、さらに丸型大径フォグランプとアンダーグリルを組み込 んだ迫力のある大型バンパーを装着して、躍動感溢れる印象的なフロントスタイルとしている。リアは、 配光性能に優れた3灯コンビランプを採用し、幅広感のある形状とした。さらに5本スポークの18イン チアルミホイールとタイヤを採用するとともに、ボディサイドにクロームメッキのモールディングを装着し てスポーティさと安定感を強めている。ボディカラーはグラマラスシルバーを採用した。   インテリアはオレンジ色を基調に、ステアリング、インストルメントパネル、ドアトリムの一部にはダーク グレーを配色した。加えてオーディオ、エアコン吹き出し口などにシルバーメタリックを使用して若々し いカラーコーディネーションとしている。インストルメントパネルはダイナミックでボリューム感のあるV字 型形状とし、シートとドアトリムにはオレンジ色のスエード地を使用して、質感のある仕上げとしている。

  同オートショーへは、「MPV コンセプト」のほか、マツダ626、小型ピックアップトラック(現地名:マツ ダBシリーズ)、新型ファミリアセダン(同:マツダプロテジェ)なども出品している。


)北米国際オートショー(正式名称:「The 1999 North American International Auto Show」)は、米国で唯一国際 自動車工業連合会が認定している権威ある国際的な自動車ショーであり、約80万人の来場者数を見込んでいる。開催期間は1月4~18日で、4~6日がプレスデー、7~8日が特別招待日、9~18日が一般公開日。

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