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(ご参考) 1999年3月31日

スタイリッシュなミニバン、新型「MPV」を米国で発表

−広い室内空間、多彩な機能、安定した走りを実現−

 マツダ(株)は米国で開催されている第99回ニューヨーク国際自動車ショーにおいて、新型「MPV」(現地名:マツダMPV)を発表した。2代目となるこのモデルの米国市場での発売は、今夏を予定している。

 新型MPVは、スポーティで高品質な独自のスタイルをもち、高効率パッケージングによって広い室内空間を得ている。また、キャプテンシートとベンチシートの両方の使い方ができるユニークで多彩なシートアレンジなど、ユーザーが使いこなせる便利な機能を備えている。さらに、優れたシャシー性能、制動性能などにより、セダンに匹敵する安定した走りを実現した本格ミニバンである。

 新型MPVはマツダブランドの個性を表す「Stylish(センスの良い)」、「Insightful(創意に富む)」、「Spirited(はつらつとした)」という3つのキーワードに基づいて開発され、以下の4点を主な特長としている。

1.機能に基づく先進的な独自のスタイリング
マツダのデザインテーマ「コントラスト・イン・ハーモニー」に基づいてデザインされ、広い室内空間などの機能を満たした、スポーティかつ高品質なエクステリアと機能的で質感が高く快適なインテリア。
2.多人数乗車と荷物の積載性を両立した高効率パッケージング
短いフロントオーバーハングなどの高効率パッケージングにより、7人乗車時でも全員がゆったりとくつろげる広い室内空間。3列目シート後部のフロアを堀り込み型として確保した大きなラゲッジスペース。
3.使い勝手のよさを考えぬいた機能
乗員数や荷物の量、使用シーンに応じて自在に対応できるシートアレンジ機能 : 歩道側のシートを左右にスライドさせて、キャプテンシートとベンチシートの両方の使い方ができる2列目シート、床下に完全に収納できるとともに停車時に後方に回転させて後ろ向きに座ることが可能な3列目シート。昇降可能なウインドーガラスを備えた、駐車場など狭いスペースでの乗降に便利な後席両側スライドドア。
4.高い走行性能による安定した走り、優れた安全性
豊かな低中速トルクを発揮する2.5㍑V6エンジン。操縦安定性と乗り心地を両立した優れたシャシー性能。4W-ABSを応用した電子制御制動力配分システムなどによる高い制動性能。最新の高剛性・安全ボディ。


MPV
新型「MPV」

■ 新型MPV(米国仕様)主要諸元

 
 全長×全幅×全高 (mm)4,750×1,830×1,745
 エンジン2.5リットルV型6気筒DOHC
 駆動方式FF(前輪駆動)
 変速機4速オートマチックトランスミッション
 定員         (名)

 初代MPVは1988年に米国市場で発売して以来、日本国内や欧州などでも発売しており、これまでの累計生産台数は426,748台(1999年2月末現在)である。
 新型MPVの日本国内での発売は、今夏を予定している。

 マツダ車の米国市場での販売は、1998年の小売り実績で前年比8.4%増の240,546台と好調である。1999年は前年比12%増の270,000台の販売を計画している。

*)ニューヨーク国際自動車ショー(正式名称:「New York International Auto Show」)は、今年で99回目を迎える伝統のある自動車ショーである。今年の開催期間はプレスデーが3月30日~4月1日、業界関係者招待日が4月2日、一般公開日が4月3日~11日となっている。
   
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