マツダ(株)は、天然ガス(CNG)を燃料とする自由型ワゴン「デミオ」の販売を、マツダ系、マツダアンフィニ系、マツダオートザム系販売店を通じて開始した。
天然ガスは、メタンを主成分とした燃料でCO2の発生量が少なく、石油燃料に代るクリーンなエネルギーの一つとして注目されている。
今回販売する天然ガス(CNG)車は「デミオ」(1500cc 4EC-AT車)をベースにしている。
「デミオ」は、取り回ししやすく、広い室内空間、小粋なスタイリング、多彩なシートアレンジ、抜群のフットワークを備えており、マツダブランドの個性を発揮し、コンパクトワゴンという乗用車の新しいジャンルを確立した。
デミオ天然ガス(CNG)車の主な特長は、以下の通り。
(1)エンジンの吸排気バルブに耐熱性、対摩耗性に優れた専用のバルブシートを
採用し耐久性を確保。
(2)点火プラグの電極部に白金合金を採用し耐久性を確保。
(3)燃料の外部漏れ、流出を防ぐ種々の安全装置を採用。
マツダ(株)は1992年に「マツダ環境理念」と「行動指針」を制定し、マツダ地球環境憲章(通称)とした。
排気ガス低減、燃費向上によるCO2排出の削減、代替燃料・クリーンエネルギー車の研究開発、リサイクル推進などの取り組みを積極的に進めている。
マツダ(株)は1992年にカペラカーゴ、1994年にタイタンの天然ガス車を販売している。
6月10日、11日に東京・代々木公園において開催される「低公害車フェアー2000」にデミオ天然ガス(CNG)車を出展する。
デミオ天然ガス(CNG)車の販売台数は、年間50台を計画している。
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