ブックタイトルマツダ技報 2012 No.30

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マツダ技報 2012 No.30

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マツダ技報 2012 No.30

マツダ技報No.30(2012)(2)レジャーシーンに置ける使いやすさ■著者■スポーツやキャンプに出かける際の大きな荷物を積載するために,KARAKURIトノカバー取り付け位置や脱着作業の容易さに注力した。荷室奥にある荷物の取り出しや高さのある荷物の収納,広々感の実現を狙い,荷室の幅やDピラー厚さ,リフトゲート開時のカバー保持構造等の周辺レイアウトを工夫し,トノカバー本体の取り付け位置を後席シートバック上端とした。身長約150cmの小柄な女性でも操作しやすいように,リフトゲートとトノカバーの連結位置を手が届く高さとした。さらに,トノカバー脱着時に操作する部位に工夫を凝らし,指にフィットする形状とした。また,トノカバー脱着作業を容易にするため軽量化(製品質量:1.9kg)を実現し,収納位置が判るようサブトランク形状に工夫を凝らした。6.3荷室スペーススポーティな外観でありながら大きな荷物を積載できる荷室サイズを実現した。荷室容量は,同クラスのSUVと比べても遜色ないアテンザクラスの500Lを確保した(Fig.18)。大坪智範山田大輔廣川正人芦原友惟奈600Cargo Space(?)(L)CargoSpace(L)Cargo Space(?)550500450400350300500L250A B C CX-5 D E F G I J L M N OAxela-class SDNS-SUVAtenza-class SDNFig.18 Cargo Space特に,北米のお客様は,後席を倒した際の荷室サイズへの感度が高い。CX-5では,クラストップレベルの後席フォールド時の積載性能(積載可能な直方体サイズ)を実現しており,コンシューマーレポート誌(*)で高い評価GOODを得ることができた。(*USA雑誌。あらゆる商品の性能をお客様目線で評価すると定評がある。北米のお客様は,車両を購入する際にその情報を参考されている)7.おわりにお客様にとって必要な機能や構造・レイアウトをお客様の視点で考え抜き,使い勝手の良いパッケージを具現化できたと考えている。CX-5に乗っていただいたお客様に,「乗って楽しくなる,そしてまた乗りたくなる」と実感いただけると確信している。これからも,お客様とともに人生を歩むクルマを発信し,「走る歓び」を世界中に広めていく所存である。―102―