ブックタイトルマツダ技報 2012 No.30
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マツダ技報 2012 No.30
マツダ技報No.30(2012)100V ElectricSupply SystemPower MeterMIDInverterDrive MotorDC-DC Converter /On-board ChargerBattery PackFig.7 Meter SetFig.5 Installation of Each Components2.4その他の特長(1)走行モードデミオEVでは,通常走行用のDレンジのほかに,エコな運転をサポートできるように,アクセル操作に対する出力の発生を緩やかにし,かつ,減速時の回生エネルギ量を増加させたEレンジを設定している。更に,D/E両レンジで使用可能なチャージスイッチ(Chスイッチ)を備えており(Fig.6),①D②D+Ch③E④E+Chの4つの走行モードを選択することができる(Table 1)。Fig.6 Shift Panel &Ch SwitchShiftPos.DETable 1 4 Driving ModeCh switch①Acc.★★★②Acc.★★★Regen.★Regen.★★③Acc.★★④Acc.★★Regen.★★Regen.★★★Acc.: Acceleration ForceRegen.: Regeneration Energy(2)メータ表示ベース車のメータセットの基本的な構成を踏襲しながら,EVとして必要な機能を付加した。Fig.7にメータセットの外観を示す。中央にスピードメータを配置し,その左側に車両の充放電状態を表示するパワーメータを配置した(Fig.8)。パワーゾーンは放電状態(出力),チャージゾーンは充電状態(回生)を表す。また,右側には,マルチインフォメーションディスプレイ(MID)を配置した。MIDには,オドメータ,トリップメータ,シフト位置,外気温,駆動用バッテリ残量を表示,更に,走行可能距離,平均車速,瞬間電費,平均電費といった情報を任意に切り変えて表示することができる。また,各種警報も表示される。Fig.9に表示例を示す。OffONFig.8 Power MeterFig.9 Multi Information Display(3)充電システムAC200V電源から充電を行う普通充電と,CHAdeMO(チャデモ)規格に準拠した充電器による急速充電の2つの充電方式に対応している。車両左側面の後方に普通充電用(Fig.10),前方に急速充電用(Fig.11)の充電口を配置している。Fig.10 Normal Charge LidFig.11 High Speed Charge Lid普通充電では,バッテリ残量計の表示がゼロの状態から満充電まで約8時間,急速充電では,同じくバッテリ残量計の表示がゼロの状態からSOC(State of Charge)80%まで約40分で充電が可能である。(4) ITサポートシステムデミオEVは車載通信機(DCM: Data CommunicationModule)を搭載しており,スマートフォンやPCを介して,ユーザがリモート充電,エアコンのリモート操作,及び,―116―