ブックタイトルマツダ技報 2012 No.30

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マツダ技報 2012 No.30

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概要

マツダ技報 2012 No.30

マツダ技報No.30(2012)誤を繰り返しながら音源作りを行った(Fig.6)。"Rumble Sound" occurs each Cutting PitchCutting PitchFig.5 Mechanism of Rumble Strips Sound(3)システム作動条件ライトスイッチを”Auto”ポジションと”HI”ポジションにセットし,オートライトが点灯したときに作動する。車速30km/h以上で先行車/対向車が居ない時は自動的にハイビームに切り替わり,先行車/対向車を検出したとき,市街地など周辺が明るい環境を走行しているとき,もしくは車速が20km/h以下となった時は,自動的にロービームに切り替わる(Fig.8)。Fig.6 Frequency Spec of Rumble Strips Sound3.2ハイビーム・コントロール・システム(HBC)(1)夜間歩行者事故の現状H23年度の事故統計(6)によると夜間の対歩行者死亡事故の約96%がロービーム点灯状態であり,ハイビームであれば事故を回避できた可能性があると試算されている。また,Mafford.M.Lらの研究(7)によると,ハイビーム使用に適切な条件(街灯のない道,対向車/先行車が居ない)において25.4%のドライバしか,ハイビームを使用いないという結果が出ている。以上のことから,ドライバに状況に応じた切り替え操作負担を与えることなく,ハイビーム/ロービームを自動で切り替えることのできる本システムが夜間の視認性を確保するとともに,事故低減への効果も期待される。(2)システム構成2.1で示すフォワード・センシング・カメラで,夜間走行時の光源物標を検出し先行車,対向車,街灯を識別し,ハイビーム/ロービーム切り替え要否を判断する。フォワード・センシング・カメラで判断した情報に基づき,車両ネットワークを介して,メータ表示,およびヘッドライトユニットのハイビーム点消灯を切り替える(Fig.7)。Fig.8 HBC System Operation(4)操作/表示上記システムが作動状態となると下図に示すインジケータ(Fig.9)が点灯する。また,ハイビームインジケータは,自動切り替えでハイビームが点灯したときに点灯,ロービームに切り替わったときに消灯する。( : HBC )Fig.7 HBC System StructureFig.9 HBC Operation Display―168―