ブックタイトルマツダ技報 2012 No.30
- ページ
- 194/264
このページは マツダ技報 2012 No.30 の電子ブックに掲載されている194ページの概要です。
10秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは マツダ技報 2012 No.30 の電子ブックに掲載されている194ページの概要です。
10秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
マツダ技報 2012 No.30
No.30(2012)マツダ技報計算結果でほぼ一致しているのがわかる。また,Table 3より,検知エリアの絶対値誤差の平均は30mmであり,キー1個分の大きさに相当する精度であることが判明した。がプッシュボタンスタートに触れることで,コイルアンテナとトランスポンダ間で認証通信を無線で行い,イモビライザシステムが解除され,エンジン始動を可能とする。A-SideLF AntennaPushStartButtonImmobilizerCoil AntennaA-sideAnalysis ModelB-SideZYXKeyFig.15 Immobilizer Systemイモビライザの通信可能距離の測定結果と,本解析手法で計算した結果をFig.16に示す。測定結果と計算結果はほぼ一致し,他の他磁界通信を用いたシステムの通信性能も,MeasurementAnalysis検証可能であることが判明した。今後更に,無線充電シスB-sideテムの充電効率予測などの解析が,机上検証可能となるとHigh考える。KeyMeasurementAnalysisFig.13 Comparison of Magnetic Field forMeasurement and Analysis ValuehgbacdfFig.14 Measurement PointLoweHigh41mm42mmMeasurementAnalysis LowFig.16 Communication Performance ofImmobilizer System4.おわりに本技術開発により,アドバンストキーレスの検知エリアを机上で検証する技術を開発し,他の磁界通信を用いたシステムへの適用も可能であることを明らかにした。これにより,試作車レス開発が実現可能となってきた。Table 3 Comparison of Measurement and Analysis Value■著者■3.3その他システムへの応用吉田俊秀浜田康沼元正樹磁界通信を応用したシステムの事例として,キーに電池なしで信号の送受信可能なトランスポンダを内蔵し,あらかじめ登録されたキー以外ではエンジン始動ができない,イモビライザ(盗難防止)システムが挙げられる。Fig.15に示すように,CX-5のイモビライザシステムは,プッシュボタンスタートのスイッチ内に,コイルアンテナがレイアウトされており,キーが電池切れなどの際,登録されたキーの裏面稲田貴裕―185―