ブックタイトルマツダ技報 2012 No.30
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マツダ技報 2012 No.30
No.30(2012)マツダ技報(2)シリウスラジオ受信用アンテナ北米では,コマーシャルフリーで充実したコンテンツをもち,全米エリアで受信可能な衛星ラジオのニーズが高い。マツダはシリウスラジオ受信に対応することで,このニーズに応えている。衛星からの電波を効率的に受信するには,アンテナをルーフへ設置する必要があるが,複数のアンテナをルーフに置くのは現実的ではなく,AM/FMアンテナとシリウスアンテナの複合化が必要となる。このため,基板特性の見直しによりシリウスアンテナ素子を小型化し(33×34mm→30mm×30mm),複合アンテナを設置する際に,衛星電波の受信に有利なルーフ中央側に設置するように,AM/FMアンテナ基板の前方に配置した(Fig.8)。しかし,そのままでは,AM/FMラジオ用アンテナ素子用基板の影響により,利得が低下することが判明したため,シリウス用アンテナの上方(樹脂ケース裏側)に無給電素子(トッププレート)を配置して(Fig.9),シリウス用アンテナの電気特性を調整している。Fig.10, Fig.11は,シリウスラジオ使用周波数帯域における両者のインピーダンス特性と利得を比較した結果である。トッププレートにより,広帯域化と高仰角での利得を同時に改善できていることがわかる。Fig.8 Patch Antenna for Sirius Radio ReceptionFig.9 Top Plate for Sirius Radio Reception Antenna(On the Reverse Side of Case)Wide-band(VSWR<2)Current Integrated antennaShark-fin antennawithout top plateShark-fin antennawith top plateFig.10 Improvement of Sirius Radio Reception Antenna Characteristics by Top Plate (VSWR)f=2320MHzf=2326.25MHzf=2332.5MHzAve. gain (dBi)7654321025 30 40 50 60 70 80 90Elevation angle (deg.)Ave. gain (dBi)7654321025 30 40 50 60 70 80 90Elevation angle (deg.)Ave. gain (dBi)7654321025 30 40 50 60 70 80 90Elevation angle (deg.)Current integtrated antennaShark-fin antenna without top plateShark-fin antennawith top plateFig.11 Improvement of Sirius Radio Reception Antenna Characteristics by Top Plate (Gain)―189―