ブックタイトルマツダ技報 2012 No.30

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マツダ技報 2012 No.30

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マツダ技報 2012 No.30

マツダ技報No.30(2012)Cycle Time for Molding [sec]7060504030201060▲50 %300ConventionalDevelopedFig.7 Cycle Time for Molding of Bumper Fascia5.まとめ本開発材をCX-5のバンパに採用した。前後バンパで目標の2.0mm板厚を実現し,重量も従来から20%低減して6.0kgを達成した。また,材料のコストアップなく材料使用量を20%削減し,更に成形サイクルを30sec短縮したことで,バンパの製造コストも削減できた。本材料の開発にあたって採用した,相反する特性を両立させる多成分を制御した機能配分の考え方は,他の材料を設計する上でも有用である。今後の材料開発で活用し,更なる軽量化技術の開発を目指す。参考文献(1)武藤一夫ほか:実例に見る最新プラスチック金型技術,工業調査会, 119(1997)(2)藤田祐二ほか:自動車用ポリプロピレン系材料,高分子, 60巻, 8月号, pp.504-506 (2011)(3)藤田祐二:ポリプロピレンの開発現場第4回素材の力,Polyfile, 2009.4, pp.50-53(2009)■著者■朝野千明藤和久原正雄大西正明―194―