ブックタイトルマツダ技報　2012 No.30

概要

マツダ技報　2012 No.30

No.30(2012)マツダ技報Driving force controlTarget de-accelerationSpeedAccelerator divergenceBrakes oil pressure informationETDTarget engine torqueTarget generator toruqeTorque conversionTorque mediationCurrent conversionEng limitationTorque conversion目標発電電流i-ELOOP controllGenerator currentCapacitorDCDCinpu vol The statedetectionDCDCinput currentDCDCoutput currentCapa temp.BMSBattryThe stateCap require max vol.Cap require min. volCap inside registorBatt require max volBattrequire min. volBatt inside registorENEMSenergy managementsystemTarget vol cont①power selection・DC-DC mode・Relay mode・Demand max generationquantity・Demand generation quantity・Demand min generationquantityTarget capa max volTarget VolTarget capa min volRely conection requireKL lineCap voltageBatt voltageSig.1 Sig.2Regeneration generatorcont.VCCDC-DC cont.EPRCRelay cont.RegenerationgeneratordrivePCMCANμ-conThermistor+ -BatteryCharge circut(Bat→Cap)Discharge circut(Cap→GND)GeneratorEDLC120FThermistorBypass circutFuseSafty plagi-stop loadi-stop circutDepression circuitDCDCコンバータFig.8 System2.3機能別システム説明2.4燃費改善目標と個別部品スペックの決定についてシステム構成を電気回路の機能別に示した図がFig.8で“i-ELOOP”では,燃料を使用したオルタネータでの発電ある。EDLCにはショート保護用ヒューズとサービス用安をなくし,回生エネルギだけで車両消費電流をカバーする全プラグ,温度保証用としてサーミスタを配置している。ことを柱とした。DC-DCコンバータには降圧回路,EDLC充電用回路,放実際の加減速が頻繁にある市場走行シーンにおいて,相電用回路,i-stopバックアップ回路,過電流時直結リレー当の電気負荷時に約10%程度の燃費改善率が得られるよう回路,EDLCサーミスタ読み取り回路を配置している。に目標を設定した。実際は,燃費測定モードの方が実走行PCM(Power train Control Module)は車速,アクセル開シーンに比べ加減速が少なく回生エネルギが少ないことか度,ブレーキ油圧を読み込み,目標減速度を算出する。こら,燃費測定モードの走行において,燃料での発電をなしの結果と減速回生制御が監視しているEDLCや鉛バッテにできれば,狙いの燃費の向上が図れる。よって,ヨーロリの状態からオルタネータの発電量を決定している。更にッパ燃費測定モードNEDCで燃料による発電をゼロとなPCMは,車両消費電流とバッテリ状態からDC-DCコンるよう先行暫定目標を立て個別部品に振り分けた。Fig.9バータの出力電流を決定し,発電を指示している。のように最初に車両の必要総エネルギを算出する。また回また,”i-ELOOP”システム関連のリレー制御指示も生エネルギを取るための余裕減速度を算出し,回生取得可PCMが行っている。Fig.8で示すKLライン(図中青塗)は能総エネルギ量を出す。この総量から減速1回当たりの必i-stop時のリスタート情報をPCMからDC-DCコンバー要エネルギを算出し,関連デバイスの個別スペックに振りタに送りリスタート時の電源変動対応を行っているリレー分けた。を制御する回路である。Fig.8で示すSig1,Sig2(図中青塗)は,車両負荷が過負荷時やDC-DC故障時などに対応するバイパスリレーをPCMから制御している信号である。バイパスリレーをONするとオルタネータと鉛バッテリは直結され,通常の車両と同じ機能になる。―39―