ブックタイトルマツダ技報 2012 No.30

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マツダ技報 2012 No.30

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概要

マツダ技報 2012 No.30

マツダ技報No.30(2012)Capacity maintenance ratio(%)1009080706050℃60℃70℃0 10 20 30 40 50Time[√h]いて,入力電圧範囲0~25V,出力電圧範囲11~14.8V,作動温度範囲-40~85℃,最大定格MAX.50Aとした。今回開発したDC-DCコンバータは降圧型のコンバータである。車両に搭載するために,DC-DCコンバータ自体の発熱とラジオに対する輻射ノイズを特に注意して開発した(Fig.17)。Fig.14 Temperature Dependence of the Life in FloatExamination (at 2.5V) (3)100Capacity maintenance ratio(%)908070602V2.3V2.5V0 10 20 30 40 50Time[√h]Fig.15 Voltage Dependence of the Life in FloatExamination (at 70℃) (3)Rate of change (assumed capacity in10A 100)[%]110105100959085800 50 100 150 200 250Current[A]Fig.16 Current Dependence of the life in CycleExamination (at60℃,after10,000cy) (3)次に,自動車用途を想定した劣化試験による寿命の検証を実施した。劣化試験は,エンジンルーム搭載で,ハードユーザの実車走行を想定した走行モードと,停車時を想定した保存モード組み合わせた複合モードである。複合モードによる容量劣化は時間の平方根に比例して減少し,内部抵抗劣化は時間の平方根に比例して増加した。10年24万km相当の劣化後でも,回収能力は確保できる事を確認した。以上より,今回新規に開発したEDLCと劣化制御を組み合わせることで,エンジンルーム内への水冷や油冷のような特殊な冷却機能が不要な搭載が可能なi-ELOOP用EDLCシステムを開発することができた。6. DC-DCコンバータ6.1 DC-DCコンバータ仕様DC-DCコンバータの仕様は,定格電圧DC12.5VにおFig.17 DC-DC Converter6.2 DC-DCコンバータ容量決定について全世界の車両消費電流調査を実施し容量を決定した。Fig.18はベルリンでの四季による消費電流の例で,Fig.19は大阪での消費電流例である。通常40Aでほとんどのシーンをカバーできるが,今後の電子部品の増加を考えてMAX.50Aとした。消費電流が50Aを超える状態が続く時はオルタネータとバッテリを直結し車両側に電流供給される。use ratio/year0.50.450.40.350.30.250.20.150.10.050Max 30A 80% / yearSpring,autumn,w interLamp,Audio84%Elec.Load 20A 30A 40A 50AUse scene mode spring,autumnearly summerSummerLamp・A/C16%summerw intersummernightLamp - ON ON ONA/C(Ratio) - ON(30%) ON(50%) ON(70%)Heater - - ON -Audio - ON ON ON20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50Current(A)Fig.18 Electric Load VS Annual Use Frequency @ Berlinuse ratio/year0.50.450.40.350.30.250.20.150.10.050Max 30A 60% / yearSpring,autumn,w interNavi,Audio40%Spring,autumn,w interLamp,A/C,Audio40%SummerLamp・A/C20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50Current(A)Fig.19 Electric load VS Annual use Frequency @ Osaka Japan20%―48―