ブックタイトルマツダ技報 2012 No.30
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マツダ技報 2012 No.30
マツダ技報No.30(2012)Fig.6 Leap Image Toward Front Fig.7 Muscle on the Back for the Leap Fig.8 Shoulder Muscle for NimblenessFig.9 3 Character Lines on theShoulderFig.10 Close Character ControlBased on TiresFig.11 Artistic Surface Control(2)生命感を醸成する艶のある面のコントロールラインとラインの間に生まれる面の造形にも細心の造り込みを行い,シャープな緊張感があるなかにも艶を感じさせる,新しい面質のエモーショナルな表現を完成させた。ボデーに映り込む光はキャラクタラインと絡み合いながらある部分ではスピーディに動き,ある部分ではゆったりとどまり視線の移動につれてリズミカルな脈動を描き出す。そこに生まれる光と影のバランス,映しこまれる光のコントロールにも徹底的にこだわり,他とは明確に一線を画す独自性と魅力を備えた(Fig.12, 13)。Fig.12 Alluring ReflectionFig.13 Alluring Light & Shadow3.2 CDカーとしての風格,品格の表現(1)強い意志を表すフロントフェイス新世代商品群のファミリーフェイスであるシグネチャーウィングを,彫りの深いフェイスの造形に巧みに取り込み,前方を見据える眼光鋭いヘッドランプデザインと相まって,意志の強い表情を持った堂々とした品格ある「顔」を創り出した(Fig.14)。シグネチャーウィングの延長線はリヤフェンダのキャラクタラインへつながり,ボデー全体の動きの表現に連動する。フロントグリルから始まるノーズの立体造形はボデーサイドやキャビンへと続く面による造形の起点となり,強く前進するクルマ全体の動きや力の方向性を牽引している。一方ロアグリル周りの造形は台形モチーフで地面を掴む安定感を与えている(Fig.15)。Fig.14 Dignified Front FaceFig.15 Strong 3D Front Form as Start Point ofBody Side and Cabin Form―68―