ブックタイトルマツダ技報 2013 No.31

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マツダ技報 2013 No.31

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マツダ技報 2013 No.31

マツダ技報No.31(2013)5.商品への取り組み5.1 DSRC車載器マツダでは,スマートインDSRCシステムとして,ITSスポット対応DSRC車載器を用品で設定している(Fig. 15)。サンバイザの後ろに隠れるように車載器を収納できる。また,DSRCに対応したHDDナビゲーションシステムも用品で設定しており,車載器とナビゲーションを組み合わせることにより,ITSスポットサービスを受けることが可能である。Fig. 12 System Configuration(3) HMI(Human Machine Interface)コンセプトは,運転操作を阻害せずに,ドライバを取り巻く見えない危険も含めた危険対象の空間認知ができる直観HMIとした。このため,前方注視状態で,死角を含めた危険対象の空間認知を実現するため,デモ用にウインド投影型のヘッドアップディスプレイを採用した。実際の表示は,ドライバが瞬時に情報を判断できるように,簡易的な図形を用いたシンボル表示とした(Fig. 13)。Fig. 13 Head-Up Display4.4東京におけるASV,C-ACCデモお台場では,アテンザASV-5を用いて,路車間通信/車車間通信などのデモを実施した(Table 1)。また,首都高において,スマート交通流(渋滞・CO2などの低減)を目的とした協調型ACC(C-ACC:CooperativeCruise Control)のデモを行った(Fig. 14)。Fig. 15 Smart in DSRC System5.2新型アクセラマツダは,コネクティビティの強化に伴い,独自の「Heads-up cockpit」コンセプトに基づく新世代HMIを新型アクセラから導入した。人間中心設計を徹底し,ドライビングポジションや運転視界などの基本性能を向上すると共に,独自のコマンダコントロールなどから構成されるシンプルで使いやすい表示/操作デバイス群や新しいGUIを開発。運転への集中を妨げるVisual Distraction(見る脇見),Cognitive Distraction(意識の脇見),Manual Distraction(不安定な操作)を最小化している。マツダで初めて採用されたアクティブドライビングディスプレイは,ディスプレイパネルに表示した情報をミラーに反射させ,メータフード前方に立ち上がったコンバイナに「虚像」として投影するデバイスである(Fig. 16)。車速,ナビゲーションシステムによる経路誘導(ターンバイターン),スマートブレーキサポート警告(SBS)など,リアルタイムに変化するさまざまな情報が表示される。Fig. 14 C-ACCFig. 16 Active Driving Display―116―