ブックタイトルマツダ技報 2013 No.31

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マツダ技報 2013 No.31

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マツダ技報 2013 No.31

マツダ技報No.31(2013)6.おわりにこれらの開発したセンサを用いることで,より高いBlock BBeforeTestAfterTest安全性能を持った車両開発に貢献するための現象解明やCAE技術の精度向上に活用していきたい。参考文献Block E200mmFig. 15 Deformation at Center of Honeycomb Barrier(1)藤本ほか:圧電フィルムを用いたシート型衝撃力測定センサ,日本機械学会論文集C編73巻,725号184-191(2007)(2) M. Roussarieほか:Enhancement of side impactprotection using an improved test procedure,No. 07-0245, ESV20Fig. 16にフロントドアとリアドア部分の入力荷重が最大となる40ms近傍での各荷重センサの合計値を示す。この値から狙い通り前後に均等に荷重が入力されていることが分かる。その時の荷重分布を等高線で示したのがFig. 17である。図よりハニカムバリアの下側のブロックD,E,Fに集中的に荷重が入っていることが分かる。これはドア内部のインパクトバーが機能していることを示している。■著者■Load (kN)25020015010050TargetActual Test伊東紀明徳山辰弥友重丈二0Total Front Door Rear DoorFig. 16 Load Path尾川茂藤本由紀夫A B CD E FFig. 17 Load Path5.結論本研究で開発したシート型変動荷重センサを用いることで,側面衝突試験時の荷重計測を行うことができ,ロードパスや荷重の目標特性の検証,荷重分布による現象解析が可能となった。―172―