ブックタイトルマツダ技報 2013 No.31

ページ
30/228

このページは マツダ技報 2013 No.31 の電子ブックに掲載されている30ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

マツダ技報 2013 No.31

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

マツダ技報 2013 No.31

No.31(2013)マツダ技報Vehicle Response(Agile)Current AxelaBalance Line(Feedback - Response)EU ANew AxelaSteering Feedback(Firm)Fig. 11 New Axela Dynamics Result(2)ロードノイズ性能Fig. 14は粗粒路ロードノイズの音圧レベルを示す。前述のロードノイズ低減の開発技術,部品構造の採用により現行モデルからの低減と,欧州競合車と同等レベルのロードノイズ性能を実現した。SPL [dB(A)] OA value0.5dB4.3快適性(1)乗り心地Fig. 12は横軸に路面の起伏の大小を縦軸に車両の上下方向の加速度レベルを示したものである。路面入力の小さな領域での加速度レベルが低減できており,路面起伏の大きさに対してリニアな変化を実現した。Vehicle Behavior acc. level(Vertical)(Small)Focus AreaRoad UndulationNew AxelaCurrent AxelaEU-A(Big)Fig. 12 Vehicle Behavior Due to Road Undulationまた,路面入力に対して人体共振に近く人が不快と感じやすい周波数帯の入力を減らすことで,しっかりとしたボデーコントロール性と荒れた路面でのブルブル,ゴツゴツとした振動低減との両立を実現した(Fig.13)。New Axela Current Axela EU AFig. 14 Result of Road Noise Level5.おわりに新型アクセラのシャシーダイナミクス性能について簡単に紹介した。SKYACTIV-シャシーの採用と各部品の最適化と改良に取り組み,現行モデルに対してダイナミクス性能を大きく向上することができたと自負している。今後もマツダのシャシーダイナミクス性能の向上に取り組んでいく。参考文献(1)山本忠信ほか:SKYACTIV-シャシー,マツダ技報,No.29,pp.53-60(2011)(2)村田親ほか:SKYACTIV-シャシーのダイナミクス性能,マツダ技報,No.30,pp.32-36(2012)■著者■坂口欣也0.070.06Vehicle Behaivor acc. level(Vertical)0.050.040.030.020.0101 2 3 4 5 6 7Frequency [Hz]New AxelaCurrent AxelaEU A吉村匡史寺田武史青木智朗坂口欣也Fig. 13 Result of Choppy Ride Measurement―23―