ブックタイトルマツダ技報 2013 No.31

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マツダ技報 2013 No.31

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マツダ技報 2013 No.31

マツダ技報No.31(2013)(5) USB通信携帯音楽プレイヤとしてi-Podやスマートフォン,USBメモリなど同乗者含めて複数持ち込む機会が増えていること,また充電用途としてのニーズが高いためUSBポートを2つ搭載した。また,前述のナビゲーションシステムは,USBポートとともにHUBユニット内に設定したスロットに地図情報が入ったSDカードを装着することで利用可能としているが,データ通信を業界標準であるIC USB82642AM_1を使用することで1本のデータラインで接続できている。4.4ユニットのパッケージ「古くならないシステム」をねらい,機能ごとでの特徴を考えた個別ユニット構成をもたせた結果,デザインの自由度を上げることができた。走行安全最優先のHMIを考えた際にディスプレイの位置は見やすく高くしたいが,その裏にボックス上のユニットがあると,どうしても圧迫感のあるインパネ造形を作らざるを得ない。前述のように今回のモジュール構成では,ディスプレイを別体にしたことと,GPSやBluetooth Rアンテナとの関係でその付近にあるべきCMUの大きさがコンパクトになることから,今回の新型アクセラではFig. 8のように解放感のあるインパネを実現した。Fig. 9 TAU Package5.おわりにマツダコネクトは安全に使ってもらえる環境の中で,お客様にさまざまな「つながり」を提供し,また「古くならないシステム」で常にお客様とマツダをつなげるイネーブラとしての可能性をもったコネクティビティプラットフォームともいえる。つながる機能を持たせたこのプラットフォームをベースに,今後は,車両情報を活用した新たな価値創造を続け,お客様とマツダとのつながり,お客様同士のつながりを更に広げてマツダファンを増やしブランド力を高めていきたい。■著者■山本栄一香川八州男松本成司Fig. 8 CMU PackageTAUは車両後方にあるアンテナからのフィーダ線,スピーカ配線,そしてオプションアンプへの接続線を短くする配置として,Fig. 9のようにカウルサイドを選定している。分割したユニットを他の場所に車載設計することは容易ではないが,これを実現することによりマツダのインテリア革新へのブレークスルーをサポートする結果に至っている。青木敬田中修福野匡彦周藤正樹―28―