ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
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マツダ技報 2015 No.32
No.32(2015)マツダ技報Fig. 8は,ドライブシャフトのねじり剛性に対する応答時間や振動収束性の良さに対する官能評価点を予測したものを示す。要求特性とドライブシャフトの中空構造を採用するなどの軽量化との両立をはかり,体感レベルで性能差を感じとれる性能織り込みをした。Fig. 11にフライホイールイナーシャ軽減時の加速データを記載する。フライホイールイナーシャ軽減により,アクセル操作から0.1G加速度の立ち上がりポイントでみて,約10msec応答時間を短縮できていることが分かる。Fig. 8 Torsion Rigidity of Driveshaft Contribution RateFig. 9に示す3代目ロードスターとの実際の比較データでも分かるように,応答性と収束性について同等の性能を確認できた。Fig. 11 Effect of Flywheel Inertia Reductionon Vehicle Acceleration and Jerk(4)車両性能の改善部品単位では数値的に小さな性能効果になるが,その積み上げをしていくことで,ドライバが性能変化を感じることができる,狙いの性能ができた。Fig. 12に新型ロードスターでアクセルを踏み込んだ時の応答性能の時間軸チャートを示す。Fig. 9 Vehcle Acceleration of Previous and NewRoadster(3)エンジンイナーシャの最適化応答時間を実現させるための一要素として,エンジンイナーシャ低減のフライホイールの軽量化(Fig. 10)も行った。慣性モーメントで17%,重量で9%低減し,アクセルを操作してから加速度が反応するまでの応答時間で3代目ロードスターより約5%の応答時間短縮ができた。Fig. 12 Vehicle Acceleration and JerkFig. 10 Flywheel Comparison betweenAxela and New Roadster3.2気持ち良い加速性能(1)シートに体が押し付けられる加速度シートに体が心地良く押し付けられるヤクド高さと,その押し付けられた感覚が最大トルク回転数まで頭に残るような加速特性を狙いに描いた。Fig. 13にアクセルを踏み込んでからの加速度高さとヤクドの時間軸チャートを示す。-117-