ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
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マツダ技報 2015 No.32
No.32(2015)マツダ技報■著者■Fig. 14 Topology Optimization of Differential Carrierまた,PPFについても最適化手法を適用して軽量化とギヤノイズをはじめとするPTシステムNVH性能,走り性能の向上の両立に取り組んだ。位相最適化の結果を,断面形状や軽減孔の開け方に反映し,詳細形状については形状最適化も実施した。その結果,前モデルと比較して24%の軽量化を実現した(Fig. 15)。LargerLightening Hole小泉陽児玉真吾陳宇松岡和洋(a) Previous Model(b) New ModelFig. 15 New and Previous PPF5.おわりにマツダが長年進めてきたMBDの最新の成果として,新型ロードスターのPTシステムNVHの開発事例を紹介した。システムCAEモデルの適用による基本構造の最適設計により,従来を大きく上回る走りと燃費性能を,NVH,及び関連する周辺性能を犠牲にすることなく実現することができた。今後更に予測モデルの精細化,精度向上と開発プロセスの進化を進めることにより,「人馬一体」性能,燃費,デザインを極め,マツダのブランド価値を一層磨き上げてゆきたい。参考文献(1)小泉ほか:駆動系の非線形特性を利用した4WD車の燃費とNVの最適化,自動車技術会春季大会前刷集,No.44-12,pp.5-8(2012)(2)児玉ほか:駆動軸トルクと振動系の最適化によるi-stopシステムの再始動時振動の低減,自動車技術会駆動系シンポジウム2010前刷集,No.05-10 , pp.6-11(2010)(3)三浦ほか:トランスミッションケース開発における基本骨格形状最適化,自動車技術会駆動系シンポジウム2013前刷集,No.03-13,pp.12-16(2013)(4)工藤ほか:モデルベースによるSKYACTIV-DRIVEのNVH開発,マツダ技報,No.31,pp.60-66(2013)-133-