ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32

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マツダ技報 2015 No.32

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概要

マツダ技報 2015 No.32

マツダ技報No.32(2015)代表的な注力点として以下を挙げる。・最も早く頭部がボンネットに衝突する時点で,目標高さにボンネットを上昇させ,その後も常に目標高さを維持すること。・上昇後のボンネット振動によりHICが目標レベルを超えてしまわないように,適正な振幅とすること。4.成果(1)高効率衝撃吸収レインフォースメント構造の開発衝撃吸収のメカニズムを解明し,重要な因子を適正化することで,軽量でありながら高い衝撃吸収性能をもつボンネットレインフォースメントを開発できた。(2)アクティブボンネットの開発ボンネット展開機構のカラクリ,それぞれの部品の機能を明確にして設計を行うことで,衝突時に迅速かつ確実に展開するアクティブボンネットを開発できた。上記の技術を開発することで,最高レベルの安全性能とライトウエイトスポーツにふさわしいスタイリングおよび質量を実現した。5.おわりに本開発により,困難な相反事象を両立して高い目標を達成することができた。スポーツカーらしいスタイリングを実現しつつ,最高レベルの安全性を確保しており,自信をもってお客様にお届けできる。今後も,相反する要件に対して真摯に開発を行い,安全でマツダらしい車をお客様にお届けしたい。参考文献(1)警察庁ホームページ平成25年データ■著者■藤田賢治曽我部洋藤井照雅-162-