ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
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マツダ技報 2015 No.32
No.32(2015)マツダ技報2RC)の方が実測値を精度よく再現できることが分かった。これは,実際のバッテリは,イオンの拡散において「速い拡散」と「遅い拡散」の二つが起きていることが推測され,2RCで電圧挙動を再現するために必要な精度が確保できていることを確認した。Fig. 4に,2RCモデルを示す。IRドロップと電極反応をR0,二つの速度を有す拡散を二つのRC回路に当てはめた。従って,バッテリの電圧VBATは,式(1)で表される。VBAT = VIR + EP + OCV0 -ΔOCV (1)VIR:IRドロップ電圧EP:EP1+EP2拡散分極電圧ΔOCV:充放電に伴うバッテリ起電力の変化分OCV0:充電開始前の電圧(a)NewElectrolyteResistance etc.Diffusion ResistanceR0R1R2V BATIRC1EP1C2EP2?OCVOCV0(b)AgedFig. 6 Comparative Result of 2RC Model and RealMeasured Value in Li Ion Battery (JC08 mode)Fig. 4 2RC Circuit Model等価回路の各パラメータは,Fig. 5に示す矩形波応答を使用して抽出した。以上のように,イオンの拡散挙動を伴う電圧応答を2RCモデルで表現することが可能となった。ChargeLeave(a)NewEP1 +EP2IRV BATEP1 +EP2IROCV0?OCVTimeFig. 5 Rectangular Respondence for CalculatingParameter3.2結果上記の等価回路を用いて,リチウムイオン電池で充放(b)AgedFig. 7 Comparative Result of 2RC Model and RealMeasured Value in Capacitor (JC08 mode)-187-