ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
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マツダ技報 2015 No.32
マツダ技報No.32(2015)2.基本コンセプトレンジエクステンダはEVの航続距離延長のための補助電源であるため,装着してもベース車両との差が目立たず,更にユーザのニーズによって取り付けを選択できることが望ましい。そこで開発にあたっては以下2点を前提とした。・ユニットレイアウト:トランクルーム下のスペアタイヤスペースに置くことができる(Fig. 2, 3)。・制御システム:EV制御系への後付け可能。レンジエクステンダユニットを搭載したものである。上記の狙いに対し導入した技術をFig. 5に示す。Fig. 4 EV Required PowerFig. 2 Unit Attached under Trunk RoomNo Change in Trunk SpaceRange Extender UnitAimDownsizingParticularly HeightLow NVHigh EfficiencyVersatilityTechnologyVertical Axis Small REGenerator Speed Increaseby Belt DrivePeripheral Intake/Side ExhaustOperation at High EffciencyConditionsModule Mountedby H Shape FrameIndependent Control SystemFig. 5 Aim of Development and Major TechnologyTable 1 Unit SpecificationsCategolyTypeFig. 3 Demio EV, Range Extender Unit InstalledRotary EngineDisplacementCylinder Arrangement330 cc1-rotorこれらを実現するため,小型軽量であるREの特徴を生かして全高を最大限抑え,以下の考え方でユニット開発を行った。①小型軽量:トランクルーム下に収まり荷室サイズを犠牲にせず,重量増は最小限とする。②低NV:発電時(運転時)に気にならないレベルの静粛性を確保する。③燃費:高効率な運転条件で使用する。④汎用性:EV車に容易に後付け可能とする。なお,必要な給電能力は,Bカー,Cカーへの搭載を考慮したときに,20kW程度と考えた(Fig. 4)。コンセプトカーとして公開されたデミオEVレンジエクステンダは,デミオEV (2)をベースに簡単な改造を施し,Compression Ratio10.0Output AxisVertical AxisFuel Supply SystemIgnition SystemEngine powerFuel typeGeneratorTypeRated Output20 kWEngine:Generator speed rate1:2Fuel tank capacity9 LElectronic ControlledFuel InjectionElectronically-Controlled22 kW at 4500rpmGasolineInterior Permanent MagnetSynchronous Motor-192-