ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
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マツダ技報 2015 No.32
マツダ技報No.32(2015)Rotary EngineInverterGeneratorRadiator for EngineRadiator forElectric System出力軸を鉛直配置としたため,供給されたオイルが回転体軌跡の外側を通ってオイルパンに戻るよう通路を設定してオイルの攪拌抵抗を抑えるとともに,オイルパン内にロアカバーを取り付けてオイルジャケット容積を確保することで旋回時の油面変化にも強い構造とし,オイルパンの高さ低減を図っている(Fig. 13,14)。Oil PumpOil Discharge UsingPump EffectFrontFig. 11 Cooling CircuitFull Oil LevelOil4. RE採用技術Lower CoverBalance Weight4.1主要諸元主要諸元は,小型化を最優先とし設定した。レンジエクステンダの発電で要求される出力を高効率領域で発生可能な排気量330ccを選定した(Fig. 12)。ロータ数は1ロータとし作動室の単位体積あたりの比表面積を低減,レシプロエンジンでいうボアストローク比を量産ユニットである13B型エンジンに比べロングストローク化し,熱効率向上を図った。また,エンジンとジェネレータの速度比を1:2とすることでジェネレータを増速運転し,発電効率向上と同時にジェネレータの小型化を実現している。Fig. 13 Oil Control in Lower Part of EngineFig. 14 Friction Loss Reduction Effect of Lower Cover吸気系は,最大出力を4,500rpmとするためのロングインマニをほぼ水平方向にレイアウトすることでユニット全高を阻害しないよう配慮し,エアクリーナも濾過面積あたりの容積に有利なサイクロン方式を採用した(Fig. 15)。InjectorThrottle ValveFig. 12 Operating Condition4.2小型・軽量技術軽量コンパクトなREの特性を生かし,更に,高さ低減を最優先とした設計を行った。1ロータエンジンの出力軸を鉛直配置とし,出力に有利かつコンパクト化が可能なペリフェラル吸気ポート方式を採用,またオイルポンプはジャーナル軸受及びスラスト軸受との一体構造とし,全高低減を図っている。Air Cleaner4.3低NV化技術排気ポートはサイド排気方式(3) Fig. 15 Layout of Intake and Exhaust Systemを採用し,ポート開口時-194-