ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
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マツダ技報 2015 No.32
No.32(2015)マツダ技報Fig. 7 Rate of Fatal and Serious Injury Rate of 65Year-old and More and That of Less Than 65YO年齢層別の後席乗員の死亡重傷率をFig. 8に示す。高齢になるに従って死亡重傷率が増加していることが分かる。Fig. 10 Fatal and Serious Injury Rate by the BodyParts Mainly Injured in Rear Passenger以上の結果から,前面衝突事故時に胸部や腹部に傷害を受けた後席高齢乗員の事故事例を取り上げて,事故再現及び要因分析を行った。Fig. 8 Fatal and Serious Injury Rate by Age Group inRear Passenger損傷主部位別の後席乗員死亡重傷数をFig. 9に示す。高齢者の胸部の傷害者数が著しく多いことが分かる。4.2事故再現(1)事故概要Fig. 11は,左前方から来た推定衝突速度30km/hの車両が出会い頭で交差車両の側面に衝突し,後席男性高齢者に胸部血管損傷(大動脈起始部破裂),膵臓損傷が発生,死亡した事例である(9)。(2)車両挙動再現3.2節(1)項で説明したPC-Crashを用いて,衝突現象を再現させた。Fig. 11に示すように,衝突前から衝突後にわたって,2台の車の衝突現象が,現場見取り図の点線のとおり,精度よく再現されていることが分かる。(a) Views at 550ms before the CrashFig. 9 Number of Fatal and Serious Injuries by theBody Parts Mainly Injured in Rear Passenger(b) Views at 295ms after the Crash損傷主部位別の後席乗員死亡重傷率をFig. 10に示す。これは,前出の式(1)で示した死亡重傷率を損傷主部位ごとに示したもので,高齢者は全般に高くなっているが,特に腹部の死亡重傷率が高い。(c) Views at 995ms after the CrashFig. 11 Reconstruction Summary of the Cars Behavior-213-