ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
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マツダ技報 2015 No.32
解析結果EJカバー範囲No重心位置接触荷重EJ必要半径EJ必要直径X Y Zの総和片端両端片端両端①12 -395.078 218.154 310.578 8.563 63 252 126 503②12 -460.900 199.914 277.389 12.534 43 172 86 344③12 -440.339 164.072 284.687 18.130 30 119 59 238④12 -790.313 152.516 27.251 7.427 72 290 145 580⑤11 -384.773 68.433 311.089 4.022 134 535 268 1071⑥11 -343.352 -8.726 318.093 3.115 173 691 346 1383⑦1- -381.667 -14.726 312.877 0.809 665 2661 1330 5322⑧12 -460.575 -31.002 282.777 51.130 11 42 21 84⑨11 -393.829 -120.946 279.868 5.725 94 376 188 752⑩11 -209.850 -46.849 322.544 3.580 150 601 301 1203⑪1- -13.939 -101.800 335.042 0.162 3328 13312 6656 26624⑫11 -18.173 -139.815 318.420 2.582 209 834 417 1668⑬11 -175.522 -128.540 310.267 1.945 277 1107 554 2214⑭1- -20.447 -164.941 278.796 1.305 413 1651 825 3302⑮11 -563.125 -293.614 282.252 4.018 134 536 268 1072⑯11 -541.666 -341.609 268.686 3.106 173 693 347 1387No.32(2015)マツダ技報AASec A‐ATop of the Angular Block⇒Become SharpAngular Block"MAKURI" Block⇒InterferenceCase1 : Angular BlockCase2 : "MAKURI" BlockFig. 8”MAKURI”Applied to New Pointまたこの解析は,ひずみ量を確認できるだけでなく,外まくり時に発生する反力とバンパのまくり時(曲げ時)の軌跡も可視化できる。これにより,Fig. 9のようにまくり構造を設置する部位とバンパのまくり量との関係を確認することで,設置する構造の数や大きさを必要最小限に抑えて金型構造の簡易化が可能になった。ASecA-A"MAKURI" Block物性値を入力する。更に,実験型で成形を行うことで解明した,張り付き力に与える影響が大きい因子も入力する。解析の結果として,樹脂の収縮によってバンパが金型へ張り付く力が可視化される。更に,この張り付き力と突き出しブロックが発生する突き出し力の及ぼす影響との相関式を用いて,突き出しが必要な部位を,張り付き力を中心とした円で表現した。これを基に突き出し配置をすることで,容易に突き出しブロックの配置を必要最小限にできる(Fig. 10)。次に,バンパの突き出し変形解析を行う。先の張り付き解析により得られた突き出し構造の位置を基に,解析モデルに突き出し構造のFEMモデルを追加し,突き出し構造のモデルを強制変位させる。その際,突き出し時のバンパと金型の摩擦係数は,実験によって突き出し速度に依存することが判っているので,その値を入力する。これらの条件から突き出し変形解析を行い,アウトプットとして,ひずみ量,突き出し量,バンパの突き出しに必要な力が確認できる(Fig. 11)。これら2つの解析を連成して行うことで,過剰になりがちであった突き出し構造を,必要な場所に必要な数だけ配置することができた。Distributionof PowerCalculateEjector isrequired Range"MAKURI" BlockAEjectFig. 10 Analysis Result of the Sticking ForceMinimumFig. 9 Visualize the Behavior of the Bumper4.3張り付き・突き出し変形解析技術突き出し機構の適正配置技術を構築するため,まずバンパが収縮によって金型に張り付く力と,バンパの突き出しの際に発生する抵抗力が,温度や突き出し速度などの条件にどれだけ影響されるかを,実験によって解明した。その結果を基に,必要最小限の突き出しレイアウトを達成する適正配置技術を可能とする,張り付き解析技術と突き出し解析技術の2ステップの連成解析技術を構築することができた。具体的には,まずバンパの張り付き力解析を行う。外まくり解析と同様に解析モデルを作成し,線膨張係数などのCoreModelStrain Pointduring ejectBumperModelFig. 11 Visualization of Strain in Eject Process-261-