ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
- ページ
- 28/306
このページは マツダ技報 2015 No.32 の電子ブックに掲載されている28ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは マツダ技報 2015 No.32 の電子ブックに掲載されている28ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
マツダ技報 2015 No.32
No.32(2015)ConventionalCurved Cross Beam for 4WDShear Center(=not Ideal)マツダ技報トレーリングブッシュの位置を上昇させると,クロスビームも連動して上昇させる必要がある。これまでの構造はクロスビームの上方に排気管を配置していたため,クロスビームが上昇すると排気管のスペースが不足する。このため,クロスビームの下方に排気管を配置するコンセプトを採用した(Fig. 14)。IdealGeometryof TBAShearCenterIdealCross BeamConventional TBAfor 2WDPrevious ModelOver setted Exhaust pipefrom Cross Beam.Fig. 12 Conventional TBA for 4WD以上から,以下2点をレイアウトの最重点課題とした。①トレーリングブッシュの上方化を,TBAにおいても実現する。②性能面で妥協のないメカニカル4WDを実現し,2WD/4WD,ハッチバック(新型デミオ)/クロスオーバ(CX-3)で共通構造を実現する。Trailing ArmPivotNew ModelTrailing ArmPivotCross Beam SectionCross Beam Section5.2ねらいを実現するブレークスルーポイントトレーリングブッシュを上昇させる実現構造においての工夫について記述する。TBAは構造上,サスペンション入力を全てトレーリングブッシュで受けるため,マルチリンクのようにフレーム下面に穴を空けて,ブッシュをフレームの中に入れて上昇させることは困難である。従って,フレーム断面形状の最適化に加えて,マルチリンクに対して乗員を内側に着座させるなどの工夫をすることでトレーリングブッシュの上方化を達成した。この乗員位置の内側配置は,前述Fig. 7の前後席のコミュニケーションが広がる空間構成の実現のソリューションにもなっている(Fig.13)。Multi Link Model Rear Hip pointFig.14 Rear Architecture - Previous and New Modelこのコンセプトを実現するため,クロスビーム形状の最適化,排気管を部分的に扁平化,クロスビームの上方に配置せざるを得ないフィラーパイプの経路を給油性能とセットで最適化するなどの工夫を実施した(Fig. 15)。Side ViewAUnder setted Exhaust pipefrom Cross Beam.Rear FloorFiller PipeRear FrameBMax BumpCross Beam Section(nominal position)Trailing PivotMax ReboundExhaustPipeLowed Filler PipeOpen sectionAFlatted Exhaust PipeBTBA ModelFrame Section DentRear Hip pointMove RearPassenger InwardSection A-A(Right Side)Cross BeamSection(nominal position)Section B-B(Left Side)Trailing PivotClosed sectionFig. 13 Trailing Arm Pivot Position and Frame SectionMax ReboundFiller PipeExhaustPipe SectionLowed Filler PipeFlatted Exhaust PipeFig. 15 Optimized Exhaust Pipe Shapeand Fuel Pipe Route-19-