ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
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マツダ技報 2015 No.32
No.32(2015)マツダ技報8.おわりに小型SKYACTIV-MTは,中型・大型SKYACTIV-MTの小型・軽量・低抵抗のDNAを継承,進化させることで,小型車搭載に相応しい「優れた環境・安全性能」と軽快なシフトフィールの「走る歓び」を具現化するユニットに仕上がった。参考文献Fig. 12 Shift Characteristic7. NVH性能(静粛性)の向上小型MTのNVH開発では,従来SKYACTIV-MTでのNVH開発を踏襲し,車両部品を含めて全体最適となるシステム設計を行った。特に,起振源と対象周波数帯が異なる,エンジン振動とギヤノイズのNVH性能に対しては,T/Mケースとエンジンマウントブラケットを同時に最適化を行い,両性能の主要常用域から主要振動ピークを外すことで,NVH性能確保に要する部品重量を最小化した。また,ギヤの正しい噛合いを予測し,最適な歯面設計を実現するため,非接触光学式3次元変位計測器によりトルク負荷時のギヤ倒れ量を計測,より高精度のアラメントエラー予測モデルを構築した。これによりギヤ強度とギヤノイズを両立する歯面設計を実現した。Fig. 13に,ギヤアライメントエラーの予実差を示す。(1)石井ほか:SKYACTIV-MTの紹介,マツダ技報,No.30,pp.24-27(2012)(2)三浦ほか:トランスミッションケース開発における基本骨格形状最適化,シンポジウム「動力伝達系の最新技術2013」,pp.12-16(2013)■著者■岡留泰樹池本孝之北原智之福田真人Fig. 13 Gear Alignment Error of Final Gear-37-