ブックタイトルマツダ技報 2015 No.32
- ページ
- 92/306
このページは マツダ技報 2015 No.32 の電子ブックに掲載されている92ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは マツダ技報 2015 No.32 の電子ブックに掲載されている92ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
マツダ技報 2015 No.32
No.32(2015)マツダ技報澄まされた金属感や緻密な硬質感を表現し,光によって表情が変化する,まったく新しい質感表現にこだわって造り上げたボディーカラーである。通常時はソリッドな雰囲気でキャラクターラインをシャープに強調し,エッジの効いたクールさを醸成した。そして明るい環境下では,ハイライトの鋭く白い艶やかな輝きによって,未来的な表情を造り出している(Fig. 18)。Ceramic MetallicFig. 16 Door Trim DesignFig. 18 Body Color of Ceramic Metallic3.6シートデザインデミオのハイバージョン(レザー仕様)の基本形状を全グレードに採用した(基本構造はデミオ/CX-3何れもアクセラを踏襲)。個性と上質な造り込みをともに感じさせるデザインを実現した。レザーシートは,センター部にラックススエードを採用するコンビネーションとし,スポーティな中にも高い質感も待たせている。素材の切り替わるきわには,スタイリッシュなアクセントとなる新開発のソフトなパイピングをあしらい,更にセンター部表面に縫製仕上げを施して,立体感と素材の表情の豊かさを強調。後席にも同じ素材遣いとパイピング,縫製仕上げを採用して全体への造り込みに配慮している。レザレット仕様のセンター部とファブリックシートには,艶の見せ方に徹底的に注力して開発したセミマットな布地を採用し,柄ではなく精緻な素材感がもたらす魅力によって全く新しい質感を実現。このシートでもセンター部に縫製仕上げを施して,素材の持つ絶妙な艶による素材感を一層引き立てている(Fig. 17)。レザーレザレット布Fig. 17 Seat Design4.カラーデザイン4.1ボディーカラーCX-3のスタイリッシュなエクステリアの造形をより際立たせるボディーカラー全9色を設定した(国内8色)。このモデルで新規開発したCeramic Metallicは,研ぎ他には新世代商品共通のプロダクトブランドカラーSoul Red Metallicをはじめ,Arctic White,Jet Black,Dark Crystal Blue,Meteor Grey,Titanium Flash,Dynamic Blue,White Pearlをラインアップし,個性的なテイストを求めるカスタマーの多様な要望に応えるワイドなカラーバリエーションとしている(Fig. 19)。Ceramic MetallicSoul RedArctic WhiteWhite Pearl Meteor Grey Dark Crystal BlueJet Black Titanium Flash Dynamic BlueFig. 19 Body Color4.2インテリアカラーこのクルマの先鋭的なスタイリッシュさと,オーセンティックな造り込みの味わいをともにサポートするような色の遣い方を実現し,さまざまな内装素材の質感を最大に活かすことに注力した。ブラック基調のインテリアに,フロアコンソールのニーパッドやシフトブーツのステッチ,ドアトリムアームレストなどに印象的なアクセントカラーを用い,主要なパーツをピアノブラックとメタリック系の加飾に統一し,新鮮かつハイクオリティーな要素を加えている。CX-3には以下に挙げる三つの内装コーディネーションを設定している。(1)x Future(クロスフューチャー)最上級仕様となるx Futureでは,シートのメイン素材とインパネ加飾パネルに新開発のピュアホワイトレザーを,シートセンター部には上質なオフブラックのラックススエードを用い,スタイリッシュで洗練された雰囲気を醸成した。アクセントカラーには新開発の,やや青みがかったダ-83-