ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

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概要

マツダ技報 2016 No.33

No.33(2016)マツダ技報ム設計が可能となる。2. LCR・AFDモデル化アプローチ研究開発が先行しているセルラー系通信分野では,LCRとAFDは式(1)~(4)のようにモデル化されている(8)。式(1),(2)はLCRを表し,(1)はフェージング特性を,一様に乱れた分布とされるレイリー分布とした式で,(2)は一様な乱れから外れた分布も広く表現できる仲上m分布とした場合の式である。式(3),(4)はAFDを表し,(3)はフェージング特性をレイリー分布とした式,(4)は仲上m分布とした場合の式である。??? ???? ?√2?? ??exp??? ? ? (1)???????? ?√2??? ????? ????? ????? exp?????? (2)??? ???? ? ?????? ???√??? ??????(?) ? ???,???? ????????√??????? (4)? ??????ここで,??は速度vと通信に用いる電波の波長λによって決まる最大ドップラー周波数(?? ??/? [Hz]),mは仲上m分布におけるフェージングの度合いを示すパラメータであり,m=1のときがレイリー分布に相当する。ρは受信振幅Aを振幅のRMS(Root Mean Square)で正規化したもの( ???/??? ???) ,Γ(.)はガンマ関数,Γ(.,.)は不完全ガンマ関数である。更に,式(1)~(4)では到来波角度プロファイルが一様分布であることも前提としている。一方,V2Vでは見通し外道路での到来波角度プロファイルは一様分布にはならず,Fig. 1に示すような2つのピークを持つような偏った分布となり,このモデルは式(5)のように表せることを著者らが報告している(9)。? ??Φ1? ?Fig. 1 Conception Diagram of the Parameter of theEquation (5)? ?Φ2? ??(3)Fig. 1においてA1/Bは第1ピークの大きさ,A2/Bは第2ピークの大きさ,σ1,σ2は各山の角度拡がり,????Φ? ,Φ???? ?は各山の中心角度を表している。?? exp ?????? ?√2|??? ????| ??????? exp ???√2|? ??????|??????????????exp ??√2|??? ????| ??? ????exp ??√2|???????|?? ? ??式(5)の各パラメータは環境に依存して変化するため,到来波角度プロファイルが一様分布として表された式(1)~(4)から推定したLCR・AFDでは,走行環境条件により推定精度がばらつく問題があると考えた。そこで,任意の到来角度プロファイルをパラメータに考慮できることを課題とし,LCR・AFDモデルの開発に取り組んだ。? ?3. V2VにおけるLCR・AFDの検証シミュレーションとフィールド実験により,V2VのLCR・AFDを検証した。シミュレーションには,電波伝搬特性を幾何光学近似に基づいて光線の軌跡上の反射,回折,透過,距離減衰,干渉などを計算するレイトレース手法を用いた。3.1検証条件送信車両は停止し,受信車両が移動しているケースについて,速度とLCR・AFDの関係につき検証した。Fig. 2,3に示すように送信車両の位置と受信車両の移動軌跡を変えた2種類の環境を設定し検証を行った。受信車両の移動速度は,シミュレーションでは,環境Aで30km/h ,60km/h,環境Bで10km/h,30km/hのそれぞれ2水準とし,フィールド実験では,環境Aで10km/h , 20km/h ,30km/hの3水準,環境Bで10km/h,15km/hの2水準とした。その他の条件はTable. 1に示すとおりとした。シミュレーションおよびフィールド実験によって得られた距離に対する受信電力を20mごとに分割することで,電波伝搬特性の定常性を確保した条件でLCR・AFDの検証を行った。(5)-113-