ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33
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マツダ技報 2016 No.33
No.33(2016)マツダ技報通常PP発泡体では,発泡により気泡壁が延伸される際に,気泡壁に球晶を含むため弾性率が高く延伸されにくい状態となり,気泡壁が分厚くなってしまう。一方,結晶核剤ありの発泡体では,微細結晶界面で多数の気泡核が生成し,更に気泡壁はラメラとアモルファス状態のため薄く引き延ばされやすく,フィブリル構造が形成されたと推察する。Fig. 5 X-ray Computed Tomography Data of FoamedSamples without Crystal Nucleating AgentFig. 7 SEM Micrograph of Foamed Samples初期板厚2.0mmから12.0mmにコアバック発泡した成形品の垂直入射吸音率の周波数特性をFig. 8に示す。結晶核剤ありの発泡体では,通常PPの発泡体に比べ吸音率が全周波数域(200~5000Hz)で向上する効果が確認できた。これは,ナノサイズの緻密なフィブリル構造により,音波の粘性損失・熱交換損失が増大したものと推察する。Fig. 6 X-ray Computed Tomography Data of FoamedSamples with Crystal Nucleating Agent3.3吸音特性初期板厚2.0mmから12.0mmまで高倍率発泡させた成形品のコアバック方向と平行断面のSEM写真をFig. 7に示す。結晶核剤添加品は,気泡が微細化し,気泡壁が非常に薄くなり,気泡壁がミクロ~ナノサイズに繊維化した構造になっていることが確認できた(7)。Fig. 8 Sound Absorption Properties of Foamed Samples4.おわりに超臨界流体発泡とコアバック法を組み合わせた射出発泡成形技術において,PPにゲル化特性を持つ結晶核剤を-133-