ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

ページ
149/188

このページは マツダ技報 2016 No.33 の電子ブックに掲載されている149ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

マツダ技報 2016 No.33

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

マツダ技報 2016 No.33

マツダ技報No.33(2016)Piston PinCrimpingDesign valueTarget valueDispersion(±4σ)DamperDamperWeightFig. 2 Structure of NSSWeightProductionToleranceNormaldistribution2.2 NSSの効果NSSはダイナミックダンパーとして機能し,Fig. 3に示すように緩加速時の3.5kHz付近のディーゼルノック音の低減に効果がある。また,音質(燃焼に起因する音の振幅変調)に影響し,聴感で硬い音が柔らかい印象の音に改善する。Sound Pressure dBA10dBAw/o NSSw/ NSSFig. 3 Effect of NSS (Interior Noise at ModerateAcceleration )2.3 NSSの周波数特性NSSの量産においては単体での作動周波数を管理する必要がある。一般的にダイナミックダンパーの量産では,作動周波数は材料物性や形状寸法に置き換えて管理される。しかし,各部品の加工公差を加工機の能力限界にまで狭めても,Fig. 4の正規分布のように,机上計算では量産で予測される作動周波数ばらつきがねらいの周波数公差幅を超えることが明らかであった。そこで,NSSの量産では作動周波数を直接かつ全数管理することとした。管理ではFig. 5のように測定されるイナータンス※1000 2000 3000 4000Frequency Hzのピーク値と周波数を管理する。なお,今回の周波数公差幅は,ねらいの周波数3.5kHz付近の±約1%であり,それに応じた測定精度が要求される。また,作動周波数がねらいから一定範囲内で低い方に外れているものについては追加工により調整可能であるため,調整を前提としてねらいの周波数公差幅の中でも中央より低めをねらった形状設計としている。※物体に入力した加振力と,それによって生じる加速度の比による周波数応答関数。Inertance m/s 2 /NFrequency HzFig. 4 Prediction Image about Dispersion ofResponse Frequency of NSS10001001013000 3500 4000Frequency HzFig. 5 Sample of NSS Inertance Measurement Result3. NSS製造工程設計NSSの組立・加工工程はFig. 6のとおりとなっている。Laser MarkingPress Fitting &CrimpingResponse FrequencyInertance TestAdjustmentNGOKInertance TestOutside Dia. Grinding(Piston Pin)WashingAppearance InspectionFig. 6 NSS Manufacturing Process-142-