ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33
- ページ
- 15/188
このページは マツダ技報 2016 No.33 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは マツダ技報 2016 No.33 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
マツダ技報 2016 No.33
マツダ技報No.33(2016)3.7安全・i-ACTIVSENSE・HMIファミリーカーとして安全・安心には特に注力した。世界トップレベルの衝突安全性能を実現し,家族の安全を守る充実した先進安全装備を幅広く採用した。まず,ドライバーが安全に運転できる状態を最大限確保するため,見通しの良い視界や視認性の良い運転環境を実現した。また,新型CX-9では,走行情報への視線移動を最小化するアクティブドライビングディスプレイ(ActiveDriving Display)に,フロントウィンドシールドに投射するタイプをマツダとして初めて採用した。従来のコンバイナタイプに比べて,より高く遠い位置に虚像を作ることにより,ドライバーが焦点を合わせる時間を更に短縮できる。安全に走るための走行情報の表示コンテンツを増やしながらも,直感的に認知しやすい位置に配置し,表示をカラー化することで,走行情報を迷いなく認知できるようにした(Fig. 14)。最後に世界トップレベルの高い衝突安全性を実現するための基本となるボディー構造は,フレームワークや断面構造を見直してハイテン材などの高強度材料を最適に配置した。これにより高い衝突安全性能とセグメントトップの軽量ボディーを両立した(Fig. 16)。Fig. 16 Body Rigidity4.おわりにFig. 14 Active Driving Display Front Window Shield Type次に安全への懸念が迫る際には,ドライバーに危険を気付かせ安全運転をサポートすることを目指した。レーンキープ・アシスト・システム(LAS)は,北米の道路状況や運転特性に合わせて新しく開発し,マツダとして初めて北米市場に導入する。LASはドライバーの不注意により車線逸脱リスクが高まっている場合,システムが介入し,ステアリング操作を行うことで自然な車線逸脱回避操作をサポートする。また,マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールは、全車速追従機能付をマツダとして初めて採用し、豪州に導入する。停止まで減速制御を行うことで,高速道路のみならず,市街地・渋滞シーンでの追従走行も可能にし,ドライバーの疲労を軽減する。新型CX-9の開発に当たっては,企画段階からMNAOとともに北米のお客様の実態調査から入り,コンセプト立案,ターゲット設定を経て,現在に至っている。その結果,市場ニーズを十分に踏まえた上で,マツダがこれまでに培ってきた技術を総動員し,マツダらしいファミリーカーに仕上げることができたと考えている。これは,開発に携わった全てのメンバーの成果である。その協力に感謝申し上げたい。また,新型CX-9は,マツダブランド及び新世代商品群のハイエンドモデルとして,マツダが貫いている一貫したクルマ造りの哲学も具現化できたと考えている。今後ともマツダのクルマ造りに期待していただきたい。■著者■大塚正志佐々木克明伊藤正城Fig. 15 i-ACTIVSENSE冨永晋三金納賢治-8-