ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

No.33(2016)マツダ技報従って,ダブルタイヤ廃止の影響は少ないと思われるが,どうしてもタイヤハウスが出っ張らないフラットな床面の荷室が欲しいというお客様には,TESMA* 2商品で対応することとした。*2:TESMA(Technical Equipment System of Mazda)マツダ㈱が企画・販売する特装車のこと4.4内外装リフレッシュボンゴは,代替えのお客様も多いため,エクステリアとインテリアを小変更し,リフレッシュ感を演出している。外観は,キャンピングカーや移動販売車のベース車として使えるようにさわやかで清潔なイメージを出し,室内は,引き続きプロの仕事場として使いやすさを継続するとともに,乗用車的色調に変更した。4.5新法規適合2015年~2017年にかけて,このクラスの商用車に環境・安全に関する規制強化が行われる。新型ボンゴではこれらに適合させた。また,これから数年後までの間に国内法として適用されるECE基準の整合についても前倒しで対応した。4.6環境・燃費経済性を求める商用車ユーザーからは,燃費向上や環境性能向上による減税メリットが求められる。また,企業方針としても環境対応に力を入れており,商用車も例外ではない。燃費面では,全機種平成27年度燃費基準を上回り,また排出ガスは,平成17年基準の75%低減レベルを目標として開発を進めた。ている大口法人様や官公庁様の仕様にも適合できた。また,積載量アップにより増加した負荷に対応するため,冷却系や排気系周辺部品に熱害対策を施した。5.2シャシー系積載量のアップに伴い,フレーム・リーフスプリング・タイヤ・ホイール・フロントアクスル(2WDのみ)・リアアクスルケーシング・ドライブシャフト・ブレーキを従来のボンゴのものから強化した。元々,小型クラス商用車のボンゴブローニイやタイタンダッシュとシャシー共通部分が多いため,その開発経験を生かして,強度信頼性に関係する仕様を最適化した。タイヤは,後輪のブレーキドラム内にABSのスピードセンサーを配置するため,12インチのリアダブルタイヤ仕様を止めて,14インチシングルタイヤのみとした。タイヤサイズは,185/80R14に変更し高負荷に耐えられる仕様とした。ブレーキ関係では,全機種最新のABSを採用するとともに,リアブレーキドラムとマスターバックのサイズアップを行い,より確実な制動力が得られるようにした。5.3内外装エクステリアでは,バン・トラックともにボディー色バンパーを採用した。従来車は,上級GLグレードだけの設定であったものを拡大展開した。また,フルホイールキャップも上品なデザインの従来品を復活させ,全車に設定した。5.車両各部の改善5.1エンジン・駆動系宅配を中心に女性ドライバーが増えていること,AT限定免許取得者の割合が増加していることから,商用車においてもATニーズが高まっている。従来バンでは80%弱,トラックでも40%強がAT車の比率であったが,この比率は,年々増加傾向にある。今回の新型ボンゴでは,ATを従来の4速から5速に変更した。このトランスミッションは,従来から採用しているL8型ガソリンエンジンとの相性もよく,シフトスケジュールとファイナルギア比を最適化することにより,気持ち良い走りと燃費向上を両立した。また,エンジンについては,キャタリストの貴金属仕様と燃料制御を最適化して,全機種排出ガス平成17年規制値に対して窒素酸化物(NOx )と非メタン炭化水素(NMHC)を75%低減し,いわゆる4☆SU-LEV対応した。これにより,大都市圏を中心に,環境対応を購入条件としFig. 6 New BONGO (DX Grade)インテリアでは,シート表皮カラーを変更しコントラストを付けた。また,プリーツを縦から横に変更し,ラミネート厚も5mmから10mmにアップして品質感を高めている。販売割合の高いDXグレードでは,質感の高い黒の革シボ調のサイド材を使用し,センターには,ストライプ柄を用いている。素材はビニール素材を継承し,汚れても簡単に拭き取れるよう,商用車としての実用性を確保した。また,お客様のニーズを受けて,これまでオプション用品として設定していたキーレスエントリーシステムを全機種に標準装備とした。-151-