ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

No.33(2016)マツダ技報る。(2)リフトアップシート車外出時に車いすを使用される方のクルマへの乗降をサポートする車。助手席設定車はドライバーと並んで乗車したいユーザー向け,セカンド席設定車は常に隣に介護する方の乗車が必要なユーザー向けである。シートが電動で回転・昇降するタイプ。プレマシー・ビアンテの助手席と,ビアンテ・MPVのセカンド席に設定している(Fig. 6)。リモコンまたはシート両側スイッチで簡単にシート操作ができる。オートリクライニング機能により,シート昇降中の頭上スペースのゆとりを広げ,移乗しやすいように,車いすの座面とほぼ同じ地上高までシート座面が下降する。Fig. 6 BIANTEプレマシーは車内のスペース限度から,車いすを車載する場合には3rdシートを倒して5名乗車としていたが,現行モデルではシートアレンジで置き方を工夫することにより,6名乗車も可能にしている(Fig. 7)。Fig. 8 DEMIO軽くなめらかな回転操作により介護者の負担を軽減している。また,介護される方が腰掛けやすいよう,シート座面高さとせり出し量を設定している。特にスタイリッシュなデミオ搭載では,シート回転時のAピラーやルーフレール部と頭上隙を確保するため,フロアのクロスメンバー上面とシート回転ユニット下面の隙を最小化することにより,シート座面高さの増加を最小限に抑えた。(4)オートステップ車乗降時,足の上げ・下げの動作に若干負担を感じる方をサポートする車。乗降時に,ステップを出し入れするタイプ。ビアンテ・MPVのセカンド席に設定している(Fig.9)。助手席側スライドドアの開閉に連動して,ステップが自動展開・格納。乗降に安心のアシストグリップを装備する。Five RidesSix RidesFig. 7 PREMACY CompartmentFig. 9 BIANTEまた,リフトアップシートの重量は標準シートに比べて約60kg重いため,取り付け部のボディー側補強を入念に行って,標準車同等の耐久性を確保した。ベース車に対してシート取り付け構造が大きく変わる場合(ビアンテのセカンド席リフトアップシートは,スライドレールを介したフロアへの固定形態から,フロアへの直接固定に変更)には固定強度を確保するため,補強BRKTの追加や固定箇所の追加を行った。(3)回転シート車シートへの着座に若干負担を感じる方をサポートする車。シートが手動で回転し,座面が車外に出てくるタイプ。デミオの助手席に設定している(Fig. 8)。(5)自操式(運転補助装置付車)自操式には,足での操作が困難な方が手でアクセルやブレーキを操作する手動装置付車と,両腕が不自由な方が足のみで運転操作できる足動装置付車がある。マツダは,手動装置付車の導入を検討中である。自操式で自ら運転する「Be a driver.」体験を通じて,お客様が自分の人生を切り開いて,生活を楽しむことを積極的にサポートすることをねらいとしている。マツダの手動装置付車は,左手でアクセル・ブレーキを操作できる一体のレバーと,ハンドルを右手で操作する専用のグリップの装着を基本構成としている。2015年の第42回国際福祉機器展にロードスターとデミオを参考出品した(Fig. 10)。-157-