ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33
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マツダ技報 2016 No.33
No.33(2016)マツダ技報Fig. 2 Axisボディー造形は,力強い下半身の重量感とスピード感の両立をねらった。サイドシルにボリュームを持たせて,あえて上下方向の動きを抑え前後方向の直線基調のラインとすることで安定した土台とした。ボディーサイドのショルダーのキャラクターは,小型車系の魂動デザインの持つ上下方向の躍動感を抑えて,前後方向のスピード感あるラインとした。力強いボディーの上部に,3列シートゆえの長さを生かして,前後方向のスピード感を持たせた薄いキャビンをのせた。これにより,下半身が安定して上半身にいくほどスピード感があり,少々の横風ではびくともしないような力強さと前進感を併せ持った逞しいボディーが完成した。また,上下の動きを抑制した造形は,新型CX-9のマチュアーな顧客の好みにマッチした強くて落ち着いた造形に寄与している。これまでの魂動デザインで追求してきた,Aピラーを後ろに引いてフロントノーズを長く見せつつ,キャビンをコンパクトに見せる造形を踏襲し,大型車における魂動デザインの理想形を体現した(Fig. 3)。ェイを,前車の後姿を見つめたまま走り続けるといったシーンがよくある。この場面で,いいなと思わせる安定したスタンスを持つことは大変重要である。この安定感は安心感にもつながり,同乗者の信頼感が得られる。優れたスタンスを得るためにマツダは,タイヤの位置からヘッドランプなどの各パーツを通過してキャビンに至るまでの造形を,安定感ある台形フォルムになるように作り込んだ。丹念に各パーツのレイアウトと造形を作り込み,台形スタンスを磨き上げた。更には,真正面,真後ろだけではなく,コーナリング中など実際に走行している時でもスタンスを失わないように注力して各パーツやボディー面を造形している(Fig. 4)。Fig. 4 StanceFig. 3 Structure & Form3.3スタンススタンスは骨格と並んで魂動デザインを表現する上で非常に重要な要素である。スタンスはクルマの俊敏な運動性能と安定した走行を予感させ,見る人にそのクルマの魅力を伝える。北米などの大陸国家では,直線の多いフリーウ3.4ブランドフェイス強力な競合車がひしめく市場環境の中でプレミアムの存在感を示すためにはブランドフェイスが重要である。見る者にひと目でマツダ車と分かる強い印象を与えるブランドフェイスはプレミアムな価値を語る上で重要である。そのためグリルの大きさと位置にこだわった。威厳のあるクルマの多くがグリルの構えが大きく立派であるように,マツダの中で最も大きなグリルとシグネチャーウイングを与えた。また,その高さをヘッドランプと同じか,やや高いところまで持ち上げ,背筋を伸ばして胸を張っているような,堂々とした顔立ちにした。ヘッドランプはLEDとして小型薄型化してグリルの主張をより強くした。リアにもシグネチャーウイングをあしらい,リアコンビネーションランプとの3次元的なエレメントの組み合わせ-11-