ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33
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マツダ技報 2016 No.33
マツダ技報No.33(2016)で,ブランドをアピールした(Fig. 5)。4.インテリアデザイン4.1骨格インテリアデザインにおいてもプレミアムな価値の創造を追求した。新型CX-9は,奇をてらった造形は避け,プレミアムな価値を持つ大型車ならではの空間の上質さを重視した。通常,インテリアデザインではインストゥルメントパネルのデザインが主役になりがちであるが,新型CX-9ではよりラグジュアリーな空間づくりをねらって骨格作りをメインにデザインをはじめた。乗員が快適に包まれて運転に集中でき,かつ開放感がありリラックスできる,そんな相反した要求を満たす空間を土台から組み立てることで実現した。Fig. 5 Brand Face & Rear Combination Lamp3.5ホイールデザインCX-5以降,新世代商品ではセンターハブからタイヤにつながるダイナミックかつ立体的な動きを表現しながら,全体として軽量に見えるホイールを追求してきた。塗装や造形の工夫により,厚みのある金属の質感を持たせることにもこだわった。新型CX-9では,この考え方をベースとして,よりプレミアムな表現に挑戦した。上級グレードには20インチホイールを採用し,径がより大きく見えると同時に,奥行きや深さを感じるホイールデザインとした。立体感が出るようにスポークをややラウンドした断面にし,それをシャープなキャラクターで構成して,シャープでありながら存在感のあるダイナミックな造形を実現した。また他のグレードには18インチホイールを採用,凄みのある塊感を表現した。造形の立体感をより強く感じさせるため,20インチ全車に,また18インチでもTouringグレードに高輝度塗装を採用した(Fig. 6)。Fig. 6 20inch WheelFig. 7 Interior Structure具体的にはインテリア中心部のセンターコンソールと両サイドのドアトリムのスイッチボックスを大型化して,低重心で安定感のある土台を設置し,その上に薄くて軽い印象の,横方向に広がるインストゥルメントパネルを設置する構成とした。これにより,下半身はしっかりとホールドされながら,腰から上は自由な空間が広がる,ラグジュアリーでリラックスできる空間を完成させた(Fig. 7)。ミッドサイズSUVのカテゴリーでは,コンソールの立派さ,トリムの厚み,シートクッションの厚みが格付けを決める。新型CX-9は,センターコンソールの幅,ドアトリムの厚みを空間の中で吟味して,格の高さを表現する造形とした。インテリアの造形は可能な限りセンターシンメトリーとし,強固で端正なたたずまいを表現した。一方,大型のセンターコンソールとドライバー側のスイッチボックスに囲まれた空間は,マツダ車共通のテーマでもある“ドライバーオリエンテッド”が表現できるよう,各パーツの配置や角度の吟味を重ねた。これらにより,端正なセンターシンメトリーとしながらも,ドライバーオリエンテッドの思想も同時に表現することに成功した(Fig. 8)。-12-