ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

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概要

マツダ技報 2016 No.33

マツダ技報No.33(2016)確で快適な操作をサポートする次世代グリップ断面形状を採用し,しっかりと握れ,かつ回転時にストレスなく手のひらを滑らせることができるグリップ断面とスポーク付け根形状を実現した。SIGNATUREグレードは,室内カラーコーディネーションを考慮したカラードスペシャルステッチをあしらい,その他のグレードにもベースボールステッチを施して上質感を表現した(Fig. 11)。Fig. 12 Body ColorFig. 11 Steering Wheel5.クラフトマンシップ空間設計,骨格,エレメントにおいてデザインコンセプトである“おごそかで品格のあるプレミアム”にふさわしいデザインを創り込んだ。従来であれば,ここでデザイン作業は終わり後工程にゆだねることになる。しかし,それぞれのパーツが正確にかつ精緻に組み合わさって初めてプレミアムな価値が生まれると考えた。我々は,これまでデザインが手を伸ばしてこなかった後工程の領域にも範囲を広げて活動した。技術本部との協業により隙間の生産バラツキ管理の活動に参画し,フィット&フィニッシュによる精緻さが表現できるまで妥協することなく活動した。これまで以上に準意匠面の見映えを精査して,お客様の目に入るところすべての領域において見映え,品質を向上した。6.カラーデザイン6.1ボディーカラーミッドサイズSUVの主な購買層である成熟したユーザー層は,シックでかつ上質を感じやすい色を好む。新型CX-9は,ソニックシルバー,ジェットブラック,スノーフレークホワイトを中心に,たくましさや強さを表現できる暖色系のチタニウムフラッシュと寒色系のディープクリスタルブルー,ブランドカラーであるソウルレッドと新型CX-9のために開発した匠塗りシリーズ第2弾となる新色,マシングレイをテーマカラーとして加えた全7色とした(Fig. 12)。ボディーカラーでも,“おごそかで品格のあるプレミアム”そして“本物”をねらった。奇をてらうことなく,また,派手で豪華な方向に走らずに,デザインの形状や意図を際立たせる色,より魅力を深める色としてマシングレイをテーマカラーとして開発した。マツダは古くからクルマのマシンとしての魅力を真面目に追求してきた歴史を持つ。また,魂動デザインの根底には,マシンとしてのクルマの魅力を動きで表現するという考え方がある。新型CX-9は,このマシングレイでクルマという機械の塊が高速で動くという感動や喜びを表現しようと考えた。あたかも本物の金属の塊から削り出されたような質感を表現した。光を浴びている明るい部位から影の暗い部位への明度の変化が強く,明るいところはとことん明るく,暗いところは真黒に見えるほど暗く見えるこれらの特性を生かすことで,ボディー形状をより際立たせて魅力を引き出している。この新開発のボディーカラーでより一層のプレミアム価値の向上が図れたと自負している。6.2インテリアカラー最上級グレードであるSIGNATUREグレードでは,よりラグジュアリーで色気のある雰囲気を醸し出すため,専用のカラーコーディネーションを設定した。温かみのある豊かさの表現,本杢や本物アルミ素材とのマッチング,またナッパレザーのしなやかさ,きめの細かさを活かす色としてAuburn色を開発した。黒色天井を採用した漆黒の空間の中に浮かびあがらせることにより,シンプルで活動的な雰囲気を表現しながら,同時に品格やプレミアムを表現した。Auburn仕様を頂点として,GTグレードでは,黒の空間の中にDeep-Redのインパネ色を採用し,黒との組み合わせによりさりげない色気を表現した。TouringとEntryグレードでは,グレー天井の明るい空間の中で黒とサテンメッキの組み合わせによるクールでシックなコーディネーションを展開し,洒落た大人から,明るい家族までもマッチできるカラーコーディネート展開とした。-14-