ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

マツダ技報No.33(2016)この結果,透過損失を大幅に強化しかつ,重量と会話のしやすさ効率では,プレミアム車を含め競合車中トップレベルを実現した(Fig. 8)。Dash & Floor weight efficiencyClearness of audible conversationWeight(kg/mFig. 8 Weight Efficiency of Insulator2 )Transmission loss (dB)Trunk side insulatorPrevious CX-9New CX-9good5dB630 800 1000 1250 1600 2000 2500 3150 4000 5000Frequency (Hz)Fig. 10 Transmission Loss of Trunk Side Insulator上記の例に加えて,新型CX-9の開発では車両全体で透過損失と吸音性能を強化することで遮音性能を大幅に向上し,かつ質量効率を高めることができた。車両後周りの伝達特性低減には,フロア後側の透過損失を向上したことに加えて,(A)トランクサイドエリアの透過損失強化と,(B)エキストラクターからの侵入音低減を行った(Fig. 9)。3.2荒れた路面での音圧(1)達成性能新型CX-9は,あらゆる路面でお客様が“安心感”を感じられるロードノイズ性能を目指した。Fig. 11は,静粛性指標上の「荒れた路面での音圧」を示している。人の感じ方から,安心を感じられるレベルを定義し,その実現を目指した新型CX-9は,競合車トップレベル,プレミアム群とも肩を並べるレベルを実現した。Coarse Road Noise Overall80-400Hz [dB(A)]75741dB(A)Trunk side area(B)ExtractorFig. 9 Rear Area Improvementまず,(A)については,旧型CX-9のトリム裏面に吸音材を設定し,ホイールハウスパネルから放射されるタイヤ音を吸収させる構造に対し,新型CX-9では吸音材の透過損失を高め(Fig. 10),配置を工夫することで,このエリアの透過損失を大幅に強化させた。次に(B)については,空気を通しかつ,エキストラクターからの侵入音をいかに効率良く吸音させるかがポイントとなる。そこで,CX-5以降の新世代商品群から導入している経路遮断と集中吸音構造に,今回更にエキストラクター本体にダクト状ユニットを追加したことで,集中吸音性能を向上した。また,このダクト状のユニットの開発においては,車室内の風流れを徹底的に分析し,エキストラクター本来の機能である空調性能及びドア閉まり性能のための通気抵抗を悪化させないことに注力している。7372←Good717069Previous CX-9New CX-9Competitor AFig. 11 Coarse Road Noise Comparison(2)達成手段新型CX-9の開発においては,新世代商品群で採用しているSKYACTIV TECHNOLOGYの一括構想の構造を引き継ぎながら,ロードノイズを大幅に低減する必要があった。またSKYACTIV TECHNOLOGYの利点である軽量化との両立を図るため,車体領域では新たな解析手法を適用した。また,サスペンション領域では各部品のメカニズムを詳細に分析することで,重量効率を最大限に高めた構造を織り込んだ。Competitor BCompetitor CPremium-Competitor APremium-Competitor B-36-