ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33
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マツダ技報 2016 No.33
No.33(2016)マツダ技報特集:新型マツダCX-97新型CX-9のシャシーダイナミクス性能Chassis Dynamics Performance of New CX-9小沼真一*1Shinichi Konuma大久保英崇*4Hidetaka Ohkubo大久保悟*2Satoru Ohkubo中山博資*5Hiroshi Nakayama中村聡*3Akira Nakamura要約SKYACTIV-シャシーは走る歓びの更なる進化と環境性能に貢献する大幅な軽量化を実現した上で「人馬一体のドライビングプレジャー」と快適性や安心感改善による「走りの質」の向上を実現した。新型CX-9はこのブレークスルー技術を継承した上で更なる進化を織り込むことにより,ハイエンドモデルとしてマツダブランドを牽引する「走りの質」と「人馬一体感」を実現した。SummaryMazda SKYACTIV-chassis improved driving quality by enhancing“Jinba-Ittai”driving pleasure(oneness feel between a car and a driver), comfort and safety feeling, in addition to evolved fun-to-driveand significant weight reduction that supports environmental friendliness. Inheriting this breakthroughtechnology and introducing additional innovations, the New CX-9 further upgrades the driving qualityand Jinba-Ittai feeling to lead the Mazda brand as a high end model.1.はじめにSKYACTIV-シャシーは「人馬一体のドライビングプレジャー」の向上,安心感や快適性の向上による「走りの質」の向上をねらい,サスペンション・ステアリング機能を根本から見直したブレークスルー技術で,一体感・安心感・快適性の間にある背反性能を高次元で成立させ,走る歓びの進化を実現するとともに,環境性能に貢献する大幅な軽量化も達成した(1)。本稿では,SKYACTIV-シャシー採用商品のハイエンドモデルである新型CX-9について,SKYACTIV-シャシーのブレークスルー技術を継承・進化させながら,操縦安定性に加えて乗り心地とNV(Noise & Vibration)性能を融合させた人馬一体感を,ミッドサイズSUVの車両でどのように具現化したか,その手段と達成性能を報告する。2.開発のねらいSKYACTIV-シャシーは以下の背反性能の両立に取り組み実現してきた。・中低速域の軽快感と高速域での安心感の両立・中低速域の軽快感と乗り心地の両立・軽量化とダイナミクス性能,NV性能の両立新型CX-9は,このSKYACTIV-シャシーを採用したCX-5・アテンザ・アクセラのダイナミクス性能を継承しながら,「マツダらしい価値を作り込み,クルマとヒトの関係をより強固なものにする」ために,人馬一体感を更なる高みへ引き上げる上質な乗り心地とNV性能の劇的な進化を目指した。乗り心地においては,人が不快と感じる周波数の振動を徹底して排除及び減衰させることで上質な乗り心地を提供し,ドライビングに必要な路面情報を伝える振動は適度に透過させ,人(ドライバー,同乗者)が常にリラックスした状態で,人と車が一体となれる性能を目指した。NV性能は「突き抜けた静粛性」をコンセプトとし,シャシー領域ではUSA市場におけるフリーウエー走行や厳し* *1~2シャシー開発部3~4操安性能開発部Chassis Development Dept.Chassis Dynamics Development Dept.*5 NVH性能開発部NVH Performance Development Dept.-39-