ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

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概要

マツダ技報 2016 No.33

マツダ技報No.33(2016)い路面が多い環境下においても,あらゆる速度域で快適に会話ができるロードノイズ性能の実現に注力した。特にフリーウエーの良路静粛性性能とともに,乗員へ不快感を与える粗粒路ロードノイズ性能に対しては,コンセプトを実現するための理想音圧(人が不快と感じないレベル)を設定し,開発を進めた。ートレールを約20mm増加した(Fig. 3)。Caster angle is increasedby approximately 3 deg.Caster angle3.達成手段3.1サスペンション,ステアリングの構造新型CX-9ではCX-5・アテンザ・アクセラと同形式となるフロントがマクファーソンストラット式サスペンション,リヤはE型マルチリンク式サスペンション,ステアリングにはコラムアシストタイプの電動パワーステアリングを採用した(Fig. 1,2)。Fig. 3 Caster Angle and TrailCaster trail is increasedby approximately 20 mm.リヤサスペンションは旋回時の安心感や操舵の正確性を得るため,各リンクのブッシュの剛性やアクスル側の取り付け位置を見直すことにより,サスペンションストローク時のトーの変化を最適化した(Fig. 4)。Fig. 1 Front Suspension and SteeringFig. 2 Rear Suspension3.2人馬一体感SKYACTIV-シャシーのフロントサスペンションは「人馬一体感」に必要な「手応えと車両応答のバランス」と「直進安定性」を得るために,キャスター角とキャスタートレールを増加することでセルフアライニングトルクを増やしてステアリングホイールの手応えを増加し,外乱に動じない安定性を確保した。新型CX-9においてもこの技術を継承し,前モデルからキャスター角を約3度,キャスタFig. 4 Suspension Stroke vs. Rear Toeステアリングギアは,ステアリングホイールの回転角とタイヤの舵角(トー角)の関係をドライバーの期待値に近づけるために,ステアリング系の支持剛性を見直すことでステアリング操舵時の剛性感を向上させた。3.3快適性(1)乗り心地SKYACTIV-シャシーではリヤサスペンションのトレーリングアームのブッシュの取り付け位置を上げることによ-40-