ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33
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マツダ技報 2016 No.33
No.33(2016)マツダ技報BODYを派生させて新設した(Fig. 1)。具体的には,3rdシート導入の影響を受けないNo.3クロスメンバーより前方は,部品自体や形状の共通化を積極的に行い,板厚や材質の変更と部分的な強化により各性能の向上を図った。No.3クロスメンバーより後方では,リアフレームの高さを下げて3rdシート乗員の居住空間を確保することをはじめ,CX-5からの諸元変更量に合わせて部材を新設し,質量やコスト,機能の適正化を図った。突性能や操縦安定性といった他機能への寄与度も明確にしながら決定した(Fig. 3, Table 1)。Fig. 3 Widening the Panel ThicknessTable 1 Effect by Widening the Panel ThicknessFig. 1 Derivation of Platform3. NVH性能(静粛性)新型CX-9は,本技報の特集6でも紹介した突き抜けた静粛性の実現を目指して開発を進めてきた(Fig. 2)。ここではボディー領域での貢献事例を3つ紹介する。3.2パネル等価放射パワー(ERP)改善による「荒れた路面での音圧」の低減荒れた路面での音圧低減は,特集6で紹介したとおり,ERPという指標を用いて開発を進めてきた。ボディーでは,ダッシュロアやフロア,ルーフなどの領域ごとに,寄与度の高い周波数帯におけるERP目標を設定し,遮音性能を高めるためのパネルの板厚アップに加えてパネル形状や塗布型制振材(2)を最適化したことで,先代モデルからの性能改善に貢献した。パネル形状は,ビードと面剛性を高める曲面形状を適正に配置した(Fig. 4)。各部位において,ねらいとする周波数帯は複数存在し,周波数帯によってパネル振動は異なる挙動をするため,それぞれの周波数帯の挙動を確認し,最も効果的なパネル形状とした。Fig. 2 Balance Chart of Quietness3.1板厚適正化による「会話のしやすさ」の向上新型CX-9では,高速走行域の「会話のしやすさ」を向上させるため,特集6で紹介した内装領域の工夫と並行し,ボディーパネルの板厚アップにより遮音性を高めた。各パネルの板厚は,フレキシブル生産性への影響の有無と,衝Fig. 4 Optimization of Body Panel次に塗布型制振材の最適化事例を紹介する。トランクフロアパンへの塗布パターンはCAEの最適化計算で求め,重量効率を最大限に高めた。これにより最適化前の仕様に比べ,0.2kgの質量低減をしながらERPを改善した(Fig. 5)。-45-