ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

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概要

マツダ技報 2016 No.33

No.33(2016)マツダ技報2.2利便性向上前モデルから大きく以下の3点に取り組むことで利便性を向上させることを目標とした。(1)オート開閉速度リフトゲートをオート作動させる際は,機敏で滑らかな動きを実現するため,特に開度中間域を早め,ボタンを押してリフトゲートが全開するまでの時間を前モデル比25~30%短くすることで使い勝手を向上させる。(2)全開開度調整機能ガレージの高さや操作するお客様の身長によって,リフトゲートの全開位置を任意に調整できる機能を追加することで,お客様の使い勝手に合わせて,快適にリフトゲートを開閉できるようにする。(3)荷室収容性拡大前モデルは荷室内左側に大型モーター&スライダーの駆動ユニットを配置し,荷室スペースの一部を圧迫していた。新型CX-9では,駆動ユニットを荷室外に配置することで荷室スペースをより広くし,荷室の使い勝手を向上させる。2.3相反性能(1)安全性一般的にリフトゲートの開閉速度を速くすると,お客様や障害物等に当たった際,停止させるまでの荷重が高くなる。安全性は前モデルの挟み込み停止荷重をキープすることを目標とした。(2)作動音開閉速度を速くするため,ユニットのモーター回転数を高くすると,それに比例して作動音圧が高くなる。お客様の耳元に届く位置で違和感のない音とし,音圧は58dB以下とすることを目標とした。2.4達成手段(1)オート開閉速度と安全性の両立駆動ユニットは左側1箇所から左右に分配し,挟み込みを検知するパルスセンサーも左右に配置することで感度を高め,速度向上と挟み込み停止荷重の両立を実現した。(2)オート開閉速度と作動音の両立作動音については作動時間(Fig.2)と作動音圧が最もバランスするよう減速比を調整し,モーター回転数をコントロールした(Fig.3)。(3)開度調整機能と荷室拡大の達成手段リフトゲートを全開保持する機能を有するステーダンパーと統合させ,開度中間域でもリフトゲートを保持できるようコイルスプリングを内蔵し外観をコンパクトにまとめたことで,室外(レインレール部)への配置と開度調整機能を可能とした。(4)軽量化の達成手段駆動ユニットの小型化,タッチセンサー取り付ブラケットの材料置換(鉄⇒樹脂),ラッチ部品の高張力鋼板採用による板厚低減により,質量目標4.8kgに対して4.76kgと30%の軽量化目標を達成した。New CX-9 Current CX-9400Operating Time: 4.9s350300250200150100Operating Time: 6.5s5000 10 20 30 40 50 60 70 80Opening angle [°]New CX-9 Current CX-9400350Operating Time: 5.3s300250200150100Operating Time: 7.5s50080 70 60 50 40 30 20 10 0Closing angle [°]Fig. 2 Relationship between Opening / Closing Speedand Opening / Closing Angle.Opening speed [mm/s]Closing Speed [mm/s]Operating Sound [dB]Operation Sound [dB]7065605550454035307065605550454035309988Current CX-9BA7 6Opening Time [s]A7 6Closing time [s]Fig.3 Relationship between Opening / Closing Timeand Operation SoundBCurrent CX-9CCNew CX-95New CX-9544-57-