ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

マツダ技報No.33(2016)特集:新型CX-911新型アクティブドライビングディスプレイの開発Development of New Active Driving Display中島英信*1Hidenobu Nakashima岡田健治*2Kenji Okada谷本智弘*3Tomohiro Tanimoto要約マツダは,更なる走行安全の確保を目指し,新たな情報表示機器としてアクティブドライビングディスプレイを開発し,市場導入している。アクティブドライビングディスプレイの表示方式としてコンバイナータイプを選択したが,安全情報表示の増加による表示サイズの拡大と更なる視認性と認知性の向上を目指し,遠方上方表示を実現させるためにフロントウィンドウシールドタイプのアクティブドライビングディスプレイを新たに開発した。SummaryActive Driving Display is a product developed as a vehicle information display device.We selected Combiner type as means of displaying of the Active Driving Display. We aimed at theextension of the display size by the increase of the future safety information display and furthervisibility and the cognitive improvement and developed the Active Driving Display of the Windshieldtype newly to realize distant place upper side display.1.はじめに2013年に発表した新型アクセラからアクティブドライビングディスプレイを初導入(1)し,その後の発売モデルにも順次拡大展開している。アクティブドライビングディスプレイは,不注意運転のリスクの最小化を目指す『ヘッズアップコックピット』コンセプトに基づき,前方注視時の『見るわき見』を最小化するために導入したデバイスである。『刻一刻と変化する,走るための情報』を,前方注視時の有効視野内に投影できるこの技術は,視線移動時間を最小限にするだけでなく,前方道路から表示へ目を移す際の焦点調節負荷も軽減でき,前方の視界を見ながら安全に表示を視認できるため,市場からも高い評価を得ている。このアクティブドライビングディスプレイは,できるだけ多くのお客様に提供するために,一度開発したユニットを『複数の車種に容易に展開できる』点を重要視し,コンバイナータイプ(以下,Cタイプ)を選択したため,数々の設計制約があった。その結果,理想実現のために求められる表示仕様が一部達成できない仕様も存在した。そこで今回,更に理想に近い表示を実現する手段として,フロントウィンドウシールドに投影するタイプ(以下,WSタイプ)のアクティブドライビングディスプレイを新たに開発した(Fig.1)。Fig. 1 New Active Driving Display本稿では,新型アクティブドライビングディスプレイ(WSタイプ)のメカニズムと,従来のCタイプからの進化ポイントについて説明する。*1~3電子開発部Electrical & Electronics Development Dept.-60-