ブックタイトルマツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

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マツダ技報 2016 No.33

マツダ技報No.33(2016)Fig. 7 Measured Air-Fuel Ratiosfor Different Timings of EOI2Fig. 9 Standard DeviationFig. 8 Probability of Fuel Droplet DepositionFig. 10 Improvement of Exhaust Gas Temperaturesfor New Concept of Charge Stratification5.2点火プラグ型A/Fセンサーによるコンセプトの検証点火プラグ型A/Fセンサーを用いて新成層燃焼コンセプトでねらいどおりの混合気形成ができているか検証した。Fig. 7に触媒暖機試験条件における点火プラグ近傍A/Fの計測結果を示す。試験では噴射量割合1:1で吸気行程と圧縮行程に分割噴射を行った。圧縮行程の噴射終了時期(EOI2)-50deg.ATDCでは上段の噴霧がキャビティの上を通過し,キャビティでトラップすることができずに点火プラグ近傍A/Fが薄くなったと考える。一方,EOI2 -40~-20deg.ATDCにおいては,それぞれ射終了15deg.後から25deg.ATDC程度まで安定して可燃混合気が供給されており,ねらいどおりの混合気が点火プラグに供給できたことが確認できた。点火プラグのくすぶり懸念に対して,点火プラグへの液滴飛散を確認した。ここでは点火プラグ型A/Fセンサーで計測した吸光度に前項で述べたスパイク状の波形が見られたサイクルを液滴飛散サイクルとして,計測した連続300サイクルに対する液滴飛散サイクルの割合を液滴飛散率と定義した。Fig. 8に各EOI2における点火プラグへの液滴飛散率を示す。EOI2 -50~-30deg.ATDCでは点火プラグに液滴飛散は認められない。これはピストンの吸気バルブ下の斜面の延長線と点火プラグの距離が確保できているため液滴飛散が防止できたと考える。一方,EOI2 -20deg.ATCDまでリタードするとピストンが上昇し吸気バルブ下の斜面の延長線と点火プラグが近接するため,点火プラグに液滴飛散するサイクルが発生したと考えられる。これらの結果から,新成層燃焼コンセプトが成立するEOI2 -40~-30deg.ATDCで安定して可燃混合気を点火プラグ周りに供給できており,かつ液滴飛散がないことが確認できた。5.3燃焼安定性と排ガス温度上昇の検証新成層燃焼コンセプトを適用した大リタード燃焼の実現性を実機運転により確認した。Fig. 9に触媒暖機試験でEOI2を-50~-20deg.ATDCまで変化させた際の燃焼安定性を示す。点火プラグ型A/Fセンサーの計測結果のとおり新成層燃焼コンセプトが成立するEOI2 -40 ~ -30deg.ATDCにおいて良い燃焼安定性を示している。また,-86-