マツダ技報 2017 No.34
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Fig. 2 Paint-coat Composition of Soul Red Crystal (2) インテリアデザイン -4- Driving pleasure to the passengersDriving pleasure to the driversNew dimensions of “driving pleasure” 3.2 ダイナミクス マツダ技報 No.34(2017)3.1 デザイン 「Refined Toughness=洗練された力強さ」をデザインのキーワードとして,「成熟した骨格」,「品格のあるフォルム」,「仕立ての良い質感」の3つを軸に,大人の感性を刺激する美しさを表現した。 「走る歓び」の深化を実現するために,マツダが持つデザインと技術の全てを磨き上げた一台が新型CX-5である。 奇をてらい,目新しさをねらい,変化させることを追い求めるのではなく,クルマの本質である静的な質感・動的な質感を愚直に深化・熟成する道を選んだ。 そのために,「際立つデザイン」,「考え抜かれた機能」,「意のままの走り」など,マツダが新世代商品群に織り込んできた思想や技術,その全てを徹底的に磨き上げ,一段高いレベルに引き上げることを目指した。 また,日本の美意識に改めて着目し,日本の伝統的なモノづくりに受け継がれている「無駄な要素を削ぎ落としたところに生まれる,シンプルで研ぎ澄まされた美しさ」を追求してデザインをつくり上げた。 加えて,「カラーも造形の一部」という思想の下,新型CX-5の造形美を質感高く際立たせるべく,生命力あふれるエネルギッシュな強さと鮮やかさ,濁りのない深みと艶感をより高い次元で両立させる新色ソウルレッドクリスタルメタリックを,マツダ独自の塗装技術「匠塗 TAKUMINURI」を更に進化させて採用した(Fig. 2)。 (1) エクステリアデザイン (1) 静粛性 初代CX-5では,上下の強い動きを重ね,リズムによって躍動感のある造形を表現していた。それに対して新型CX-5では,フロントからリアへとボディーを前後方向に貫くひとつの大きな動きでスピードを表現した。 これによって,大人の風格と上品な艶やかさを感じさせる,精悍なエクステリアデザインを実現した(Fig. 3)。 心地よい緊張感とくつろぎを感じられる骨格,SUVらしい剛性感,精緻な仕上げによる高い質感など,ひとつひとつを丹念に磨き,力強さと上質さが融合した洗練された室内空間をつくり上げた(Fig. 4)。 高速走行時にも,全ての乗員がストレスなく会話を楽しめる快適な空間を実現した。そのため,音源から乗員の耳に届くまでの全ての領域において,ノイズの発生とFig. 1 New Dimensions of “driving pleasure” Fig. 3 Exterior Design Fig. 4 Interior Design 3. 商品特徴
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